前著では、レビューの一つが指摘するように、“正当なチャネリング情報の見分け方や、ポジティブなのとネガティブな地球外生物の違いなどをしつこい程説明していている。”という印象であった。本書でも、第2章の「自分自身のシフトの仕方」、第3章の「自己の目覚めだけで終わらずに他者を目覚めさせるべきこと」、第4章の「意識の高め方」など、しつこいほど説明している。しかし、核心に踏み込む訳でもない。第4章などはThich Nhat Hanh(ティク・ナット・ハン)師が推進する「Engaged Buddhism」の考え方に近いのだが、具体的な内容には踏み込んでいない。第4章の内容を本当に理解・体得したいのであれば、『Mindfulness with Breathing』(Buddhadasa Bhikkhu講述:Santikaro Bhikkhu英訳、本書の日本語訳は三橋円寒比丘による『観息正念』がInternetで入手可能)の方が遙かに詳しく、その内容は驚異に満ちている。
気になるのは、第5章の「地球の意識の高め方」では“Unity Scool of Christianity”や“the Quakers”をコミュニティの代表例として提示(p.214)していることである。前者はヒーリング団体であるが、占星術を重視したり、ヒーリング治癒を重視したりするチャネリング内容を読んだのは初めてであり、本当にミッド・コーザル界のテオドールが述べたことなのか、と疑問を感じてしまう。