映画は2008年12月12日リリース。ご存じの方も多いだろうがこの作品は1951年9月28日にロバート・ワイズ監督が制作した作品のリメイクである。原作は、ハリイ・ベイツ「主人への告別」(Farewell to the Master)。
元々の映画が、1950年代のSF映画のさきがけ的作品であり、ここに登場する異星人『クラートゥ』とロボット『ゴート』は友好的宇宙人の代表的な名前となるなど、SF作品を撮る人たちにとって『バイブル』とも言える作品であるため、現代のSFX技術でどこまでのリメイクができるのかなかなか楽しみだったが、かなり頑張っている。ただ逆に、SFXの見事さが何となくこのリメイクをつまらなくもしてしまっているようにも感じられた。
むしろ感じるのは、アメリカ人の自分は地球を代表しているんだという国民性と、地球人は地球を確かに依然大切にしていない、という事実だ。この作品のオリジナルは半世紀以上前からその警鐘を鳴らしていたが、未だ進歩はなかったのだな、と思う。
余談だが、この作品の『ゴート』はアカデミー賞のトロフィーに似ている。偶然なのかな、と思った。