この数年来、最もはまったアニメです。多くのレビュアーの方が高評価をつけているのも頷けます。
ほぼ全部の作品を通して見ました。その中には、ちょっとどうかなという展開のものもありましたが、
毎回見るのを楽しみにしていました。
24, 25, 26は地獄少女の謎解きですが、さすがに良くできています。繰り返し見てしまいました。
他のレビュアーの方も述べていますが、日本人の心情を踏まえた、とても日本的なアニメだと
思います。「かりぬい」のバックの絵柄も花札みたいなコントラストですし。外国人が見たら
どう感じるでしょうか。でも主人公の静かで深い台詞を翻訳し、外国語で演じるのは
至難の業でしょう。
25, 26では、これまで感情を抑え閉じ込めてきた主人公が怒りを爆発させます。黒い恨みの炎を
柴田親子に投げます。それでも主人公の個人的な恨みによっては地獄に流すことができないため、
つぐみに糸を引かせようとします。
最後に主人公が青い清らかな炎で七童寺を燃やしたときに、あれは寺の住職でしょうか、遠方で
「寺が燃えてしまった」という具合に飛んでいました。火をつけた直後にも住職が
テーブルについていました。最高の盛り上がりの中にコミカルなカットが混ぜてありました。
それと「ばあちゃん」、あれは巨大な蜘蛛だったのかもしれません。蜘蛛の糸で主人公の着物を
縫っていたとか。主人公を地獄に戻そうとする三つ目の蜘蛛が男性面だとすると、「ばあちゃん」は
女性面から、カルマを果たそうとする主人公を見守っていた、ということでしょうか。
こうして謎の部分を多く残すことで、視聴者の想像に任せたふくらみと余韻を持たせてあります。
よくできた作品です。