特別完全版のDVDが(その尺の長さも大きく影響したと思いますが)、デジタル・ハイビジョン・マスター仕様の割には、映像,音響共に期待したほどではない出来だったので、一抹の不安を覚えながらディスクを挿入。
冒頭のシーン、ヤシの林に被さるヘリの音を聞きながら、既に頬が緩んでいるのを感じる。一言で言って、このソフトは素晴しい。想像を超えたクオリティだ。
映像は30年以上前に撮られたものとは思えないほど鮮明。フィルム傷などもほとんど認識出来なかった。ジャングルの緑や、炎の赤など、彩度を殊更強調することも無く、おそらく公開当時の色を忠実に再現したと思われます。
何より感動したのが「音」。昔の作品の場合、DTS-HDMAを謳っていても、ただの5.1chじゃないの、と思うようなソフトの多い中、これは最近の作品に勝るとも劣らない「音」を聴かせてくれます。
キルゴア中佐によるヘリ急襲のシーンは、可能な限り大音量で鑑賞して頂きたい!
唯一気になったのは、字幕の書体が一般的な映画のそれではなく、ユニバーサルの他のソフトでも使われている明朝体になっていること。ただ、この映像と音響のクオリティの前ではほとんど無視してよいレベルの事だと思います。ちなみに字幕の内容は劇場公開時のものです。
DVDの、オリジナル版・特別完全版セットBOXが8,500円(税抜)したことを思えば、この画質,音質に加え、著作権上の問題でDVD化されなかった「ハート・オブ・ダークネス」までついてこの価格なら、まさにバーゲン価格と言ってよいでしょう。
この映画に思い入れのある人なら、手元に置いて損の無い、というより持つべき一本だと思います。