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地獄の季節 (岩波文庫)
 
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地獄の季節 (岩波文庫) [文庫]

ランボオ , J.N.A. Rimbaud , 小林 秀雄
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

16歳にして第一級の詩をうみだし、数年のうちに他の文学者の一生にも比すべき文学的燃焼をなしとげて彗星のごとく消え去った詩人ランボオ(1854‐91)。ヴェルレーヌが「非凡な心理的自伝」と評した散文詩『地獄の季節』は彼が文学にたたきつけた絶縁状であり、若き天才の圧縮された文学的生涯のすべてがここに結晶している。

登録情報

  • 文庫: 123ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1970/09)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003255216
  • ISBN-13: 978-4003255216
  • 発売日: 1970/09
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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By 本のシンクログ VINE™ メンバー
10代の天才詩人 アルチュール・ランボー
1870年16歳でこの詩集にも入っている超一流の詩を書き
19歳であっさりと詩を捨てて、職を求めて
ヨーロッパ中、最後はアフリカの砂漠まで、放浪を続けました。
その間、家庭教師・サーカス団の通訳・港湾の荷揚げ人足・傭兵などを経て、
最後は砂漠とヨーロッパを結ぶ『砂漠の商人』として過ごしました。
1891年に腫瘍のため、手術で右脚を切断しましたが回復せず、
その年、37歳で亡くなりました。

訳者の小林秀雄は、まだ、学生だった頃に
このランボーの詩とたまたま、本屋で出逢って、それを、

『事件』

と自分で呼ぶほど強い衝撃を受け、
自身でこの翻訳を行いました。
小林秀雄は夭逝した親友の詩人、富永太郎にこのランボーを紹介してます。

私がこの詩集と出逢ったのが18歳位だったと思いますが、
初めは
「十代で詩を捨てて旅に出た天才詩人」
というランボーのカッコ良さに憧れて読みましたが、
その後、ランボーではなくて、訳者の小林秀雄の言葉の世界にハマリました。

この詩集は『ランボー詩集』というより
『ランボー小林秀雄詩集』というような詩集です。

この小林訳の後に他の訳を読んでも「違和感」を感じるほど
ランボーと小林が一体化してしまった訳詩です。

読めば間違いなくその言葉に「ヤラれ」ます。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 小林秀雄の訳でランボーを読むと、筋金入りの不良息子が文学的天才を惜しげもなく撒き散らして、言葉の精神的迷宮を生み出してゆく現場に立ち会っているような気になる。ここではランボーと小林の青春が二重うつしになって、我々の胸に迫ってくる。「時を打たない時計がある」「俺は夏の夜明けを抱いた」こんな調子で次々ときらめくような詩的言語が出てくる。
 だが、その小林自身がランボーの持つ柔らかさは写しえなかったと言っている。たしかに現在複数出ている他の訳と比べると、小林のものは少年の愛らしい心の描出に不足しているかもしれない。しかし、そういうことを補ってあまりある魅力をこの訳が持っているのはたしかである。
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 1871年5月、16歳のランボーは、教師・ジョルジュ・イザンバールに宛てた手紙の中で、次のように書いている。

「・・・・いま、僕は、放蕩にあけくれしています。その理由は、・・・詩人でありたいからです。そして、ヴォワイヤンになろうと努めています。先生は、まるで理解できないでしょうね。僕もほとんど説明できそうにありません。(あえて言えば、)五感すべての自在な発散によって、未踏の境地に到達することです。それはたいへんな苦痛を伴うのですよ。そのために強くなければなりませんし、天性の詩人でなければならないのです。・・・・
 ・・・・<私>というのは、一人の他者です。・・・・」

 このなかのヴォワイヤン(voyant)という言葉は、日本の文学者によって、様々に訳されてきた。見者、見る人、目撃者、立会人、幻視者等々。小林秀雄は、「地獄の季節」の訳者後記のなかで「千里眼」と訳している。たぶん大意としては、この、小林秀雄の訳が、いちばんランボーの言いたいニュアンスに近いのではないかと思う。見通すことができる精神。自分をも客観視できる精神。様々な思想や情念を包摂し、乗り越え、止揚した、巨大な精神。ランボーが志向した「ヴォワイヤン」とは、おおよそこんな精神をもった存在ではないのか。

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最近のカスタマーレビュー
タイトル「地獄の季節」は誤訳です
つぎのURLをみると、詩人ランボーは正しく理解されていないことがわかります。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 須賀哲夫
小林秀雄の訳は最高。
「地獄の季節」は現在入手可能なものに限つても数種類訳書が出てゐますが、小林秀雄訳の岩波文庫版が最高です。「俺」といふ一人称代名詞がこれほど魅力的で美しいと思つたこ... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 泥まみれ
天才
ランボオを超える詩人など存在しない。

政治家気取りの神学者か、神学者気取りの政治家か。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: KY
ドカーン!
言語による、世界の破壊、再構築。
意味はわからなくても、ドカーンとぶつかってくるような言葉が必ずあります。
打ちのめされてください。
投稿日: 2008/1/22 投稿者: オチコボレ
ぶっ飛ばされた
また、見つかった、何が、永遠が、海と解け合う太陽が、... 続きを読む
投稿日: 2007/3/21 投稿者: Cafe Red Sky
俺的には○。
小林秀雄とアルチュール・ランボーのコラボです。なんというか両者がっぷり四つに組んで、なかなかのお味。フランス語の一人称を「俺」と翻訳した小林が結構粋でイナセで悪く... 続きを読む
投稿日: 2006/9/10 投稿者: オハラ翔子
ランボーが捨てた詩にさえ、まだ誰も追いつけない
ランボーの名はラディゲと並んで、青春への幻想をかき立てる記号となっているが、読めばそれも納得だ。これほどの名作の場合、翻訳が問題となるのだろうが、本書は訳者がラン... 続きを読む
投稿日: 2005/8/22 投稿者: 重metal
美しすぎる、、、ランボー
人生は何のために生きるの? みなさん、何のために生きているの?... 続きを読む
投稿日: 2005/4/17 投稿者: mana_☆
  TRANSMISSION
通学途中立ち寄ったABCでこの岩波版を購入。
山手線内で読み始めた時、天地がひっくり返る程の衝撃を受けた。... 続きを読む
投稿日: 2004/12/4 投稿者: アレン
爆薬としてのランボオ
多くの方が言っておられるように、ランボオの翻訳は沢山あります。どれがいいか、迷いますよね。私は最初に読むならこの小林秀雄氏の訳をお勧めします。確かに粟津則雄氏のも... 続きを読む
投稿日: 2004/7/20
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