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地獄の季節 ランボオ詩集 (集英社文庫)
 
 

地獄の季節 ランボオ詩集 (集英社文庫) [文庫]

ランボオ , 粟津 則雄
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

彗星のごとく現れ、19歳で文壇から去っていった早熟の詩人ランボオ。反逆児と呼ばれた若きフランス象徴派詩人の文学的結晶のすべてを収めた傑作詩集。(解説・粟津則雄/鑑賞・村上 龍)

内容(「BOOK」データベースより)

あらゆる感覚の乱用によって真実を見る者となり、彗星のように飛び来て、翔け去った若き天才詩人。「ランボオの詩は、その組み合わされた言葉だけで例え地球が滅亡しても成立する」(村上龍・鑑賞より)その魅力を余すところなく伝える粟津則雄訳の決定版ランボオ詩集。

登録情報

  • 文庫: 260ページ
  • 出版社: 集英社 (1992/10/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087520307
  • ISBN-13: 978-4087520309
  • 発売日: 1992/10/20
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 509,974位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「太陽はまだ熱く燃えていた」「母音」などの初期の散文詩における難解さこそランボオの詩の原点であり、そもそもランボオの詩自体の魅力でもある。そういった意味で粟津則雄氏の訳し方には魅力を感じるし、またランボオの「熱さ」を的確にとらえているものだとも言える。個人的には数多く出版されているランボオ詩集の中で一番好きな詩集だし、ランボオ詩集といえばやっぱり粟津則雄訳のこの詩集なのである。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
未知の対岸へ 2005/10/10
形式:文庫
彼の作品は、安易な「鑑賞」を許しません。
「詩作」としてカテゴライズするしかないのでしょうが、まるで火花の中心に飲み込まれたような視覚的、感覚的極限に陥ります。
人間が持つ、いや生命の持つ美しさや残酷さや無軌道さを体現する壮絶なる被験者であり、それを恐ろしく冷徹に客観的に分析する記録者でもあったような気がします。
多くの芸術家は、多かれ少なかれ生活の為に芸術するという宿命から逃れられません。
どんなに優れた芸術家でも、そのことが芸術性にかげりを落としていることは否めないと思います。
そんな宿命さえ無視させ、彼を詩作の放棄に向かわせたのは、彼の、いや彼の中に躍動する生命力の「老い」なのではないでしょか。
「地獄の季節」は、その時点の彼の老いかけた無軌道な生命力と、無機質な現実との戦いの集大成でもあると思います。
結果彼は負けてしまいますが、だからこそ彼の生命力は本物だったと言えるのではないでしょうか。壮絶なるな美の被験者に、自ら冷徹に「老い」の宣告をせざるを得なかった彼は、誰よりも正確に己の魂と向き合ったのだと思います。
「老いて死んだ自分の魂は、もはや詩作をする意味が無い。」
と冷徹に割り切り、文学的成功が未来にあろうが無かろうが、無機質な労働を選んだ彼は、真の芸術家であったと言えるのではないでしょうか。
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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
詩人の魂 2004/10/31
形式:文庫
 詩人の典型的な運命と、宿命と性格を持った少年、ランボオ。現実的に見ると、「ただ職につきたくない放蕩小僧じゃねえか」などと見るのは覚めた人達。彼自身も十代最後で筆を折るものの、その熱意は商人としての才覚に発揮されてゆく。
 自分だけを正しいと思う反抗期の少年が、いかにして大人になってゆくか、世間と折り合いを付けてゆくのか。その運命も肌で感じながら、大人達を笑う少年。一日だけの王であるなら、それでも構わない。ただ、彼は歩く、虚栄を嫌う潔癖な十代を頼りに。
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