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地方分権改革 (行政学叢書)
 
 

地方分権改革 (行政学叢書) [単行本]

西尾 勝
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

地方分権推進委員会、地方制度調査会をリードした著者が、自らの実践をふまえて1993年以来の分権改革を総括する。分権委員会の調査審議と勧告を拘束していたものは何か、第一次分権改革の成果と残された課題は何か。戦後日本の地方自治制度の構造的特質を国際比較の視点から明らかにし、日本が目指すべき方向性を示唆する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

西尾 勝
1938年東京生れ。1961年東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授、国際基督教大学教授を経て、現在、財団法人東京市政調査会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 東京大学出版会 (2007/7/20)
  • ISBN-10: 4130342355
  • ISBN-13: 978-4130342353
  • 発売日: 2007/7/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 仮面ライター VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
  
 当書は、行政学叢書(全12巻,東京大学出版会)の1冊であり、基本的には日本の中央や地方の政治・行政構造を探究した学術書・研究書と位置付けられるものであろうが、私は、著者である西尾勝・東大名誉教授(東京市政調査会理事長)の「地方制度改革」に関する自省なども込められた、中間総括的な意味合いの濃い書物として読み終えている。
 さらに付け加えると、著者の論ずる「地方分権改革」について、その根底には「政治構造改革と表裏一体の関係にある」(P.267)という認識などが横たわっているのだけれども、著者の地方分権改革に係る様々な営為に関して、総務省関係者の“つまみ食い”や“拡大解釈”、マスコミ等の“曲解”や“無理解”が横行していたことも、これまた事実であろう。

 実を言えば、私も西尾氏は小西砂千夫・関学大教授などとともに、「平成の大合併」推進派の急先鋒という印象を持っていた。だが、本書を読んで判ったことだが、「『平成の市町村合併』は(略)政治主導でやみくもに始められたもの」(P.126)であり、明治や昭和の「町村合併」とは異なる“大義なき大合併=無原則な合併促進”を暗に批判もしている。
 市町村合併に対する著者のスタンスとしては、第一次分権改革の完了=機関委任事務制度の全面廃止や現在進行中の地方税財源の充実確保などを終えた後、合併に着手しても遅くはない、といったものである。しかしながら、この点、総務省は地方財政効率化を旗印に「いけいけドンドン」であり、著者の意想との乖離、背馳が気になるところではある。

 なお、最後に是非とも触れておきたいのは、第27次地方制度調査会(2001~03年)における所謂「西尾私案」(02年)である。この私案は、一部報道のミスリード等も手伝って、特に「特例団体」となりそうな小規模町村の関係者にかなりのショックを与えたものだったが、当書は「西尾私案」の真意と要所も述べられており、その本旨の確認にも最適である。
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By 清高
形式:単行本
1.内容
「地方制度調査会と地方分権推進委員会の調査審議に参与した」(p4)著者の考える地方分権改革を、理論的、実際の参与の様子といった観点から書いた本。当然のことながら、著者は分権推進派で、「自治体の自由度を拡大」(p241)することを志向している。この観点から、「集権化を進める」(p152)可能性がある道州制に反対したりしている(もちろん、道州制が「集権化を進める」わけではなく、一定の方法に反対している)。
2.評価
(1)実際に審議に参与した著者の体験が出て貴重、(2)官僚の抵抗の様子がよく書かれている、(3)「自治体の自由度を拡大」したいという著者の熱意がよい、といった長所で星5つ、(4)(1)は逆に著者の見解の客観的妥当性に疑問があるとも取れる、(5)(私に原因はあるが)結構難解だと感じたこと、(6)著者の方向性が妥当か疑問を留保する(あってはならない格差という分析も可能だし、官僚の抵抗にも一理あると思われるところがある)、以上(4)〜(6)で星1つ減らし、星4つ。
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