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地政学の論理―拡大するハートランドと日本の戦略
 
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地政学の論理―拡大するハートランドと日本の戦略 [単行本]

中川 八洋
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

2008年から東アジアで再び冷戦が始まった。いまこそ日本は英米系地政学の先見力に学べ!日清戦争・日露戦争の同時遂行に匹敵する第一ハートランド(ロシア)と第二ハートランド(中国)の拡大による脅威とは?マッキンダーとスパイクマンの地政学によって日本の危機の本質を透視する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中川 八洋
筑波大学名誉教授。昭和20年生まれ。福岡県出身。東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒、米国スタンフォード大学政治学科大学院修了。昭和55年筑波大学助教授、昭和62年筑波大学教授(平成20年3月定年退官)。専門は、国際政治学および政治哲学・憲法思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 403ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2009/05)
  • ISBN-10: 4198627339
  • ISBN-13: 978-4198627331
  • 発売日: 2009/05
  • 商品の寸法: 19 x 12.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 298,277位 (本のベストセラーを見る)
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36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
国際政治学の分野における中川教授の論考が英米系地政学に立脚するものであることは、つとに知られてきた。
その国家安全保障論は、地政学的観点から徹底して親米反露の姿勢を取るものであり、また、その軍備管理論は、「軍事バランスの算定は地理と不可分」であるとの前提を基に一貫して論じてこられたものである。

私はかねてより、中川教授の透徹した分析力と先見性を支える柱である英米系地政学を体系的に講じた著作の出版を待ち望んでいたが、この『地政学の論理』は、その願いを十二分に叶えてくれている。

(1)英米系地政学の泰斗たる二人の碩学(マッキンダー/スパイマン)の理論、(2)その対極に位置するドイツ系地政学との精緻な比較、更には(3)中川教授独自の「核抑止の地政学」までもが明快に講義されている本書は、地政学教科書の決定版と言えるだろう。

なお、本書冒頭には、「マッキンダー地政学は、二十一世紀日本の外交にとって不朽の羅針盤であり、スパイクマン地政学は、二十一世紀日本の国防にとって死活的な海図である」と記されているが、中川教授はその博覧強記を以ってこれを余す所なく論証している。

再膨張する「第一ハートランド(=ロシア)」と、台頭する「第二ハートランド(=中共)」に睨まれた最悪の位置に浮ぶ小船である我が国にとって、本書より得られる「知」は真に不可欠のものである。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 若村さき トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
中川八洋さんの芸風は、歯に衣を着せぬ直言と毒舌です。その毒舌では、国益に害する輩に対しては「共産主義者」と罵倒します。これに関しては、他のレビューで批判されていますが、中川さんの決めゼリフなので、どうこう言うことはないでしょう。本書の中の「ロシア民族をひとり残らず殺害するしかない」云々という表現が槍玉にあがっているようですが、これはロシア民族の性情は決して変わらないから、彼らの変化を期待するのではなく、日本が対露防衛をするしかない、ということの強調表現です。この毒舌を取ったら、中川ファンの楽しみが減ります。

さて、肝心の中身ですが、英米系地政学の縷説とそこから導かれる日本の外交や防衛のあり方、歴史評価などです。日本の取るべき道は、簡単にいえば、米国との連帯、露中に対する警戒です。これに反する言論や政策を完膚なきまで、メッタ切りにしています。

また、中川さんは別の著者で、英米系憲法に学び、明治憲法を作った伊藤博文たちを称揚していましたが、今回は、恐露と金銭欲を取り上げて非難をしています。これは興味深いところです。
このレビューは参考になりましたか?
30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
マッキンダー/スパイクマン/チャーチルによる英米系地政学をここまで包括的に体系化し、現実の国際政治への応用に成功した例は他にない。とりわけ、著者の専売特許である核戦略・軍備管理理論を地政学と融合させた第五章(核兵器の地政学)は圧巻である。
しかし、我が国の外交に最も示唆を与えるのは、なんといっても英米系地政学の観点からアジア主義を解剖した第ニ部であろう。陸奥宗光や小村寿太郎らを英米系地政学の系譜に位置づけるのは著者のオリジナリティーであるが、本書を読めば、日本において例外的に地理を考慮した彼らの炯眼に感服させられる。さらに、陸奥や小村といった日本外交史上に燦然と輝く名外交官たちの本格的研究がほぼ皆無という学界の異常さがはっきりと見てとれよう。

2008年の金融危機を契機として、冷戦後のアメリカ一極体制が終焉に向うとして、日米同盟の見直しが声高に叫ばれる昨今においてこそ、英米系地政学から学ぶことは多い。英米との同盟が健全で、かつアジア主義を完全に排除した状態において、日本の国家としての繁栄と永続が保証される。
奇怪な「日米同盟解消論」に惑わされることなく、歴史の叡智と英米系地政学の先見性に真摯に向き合うことが、激動の現代国際社会で日本が生き残る唯一の方策である。
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投稿日: 2009/8/12 投稿者: coolcat69
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投稿日: 2009/7/30 投稿者: コイサー
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投稿日: 2009/6/19 投稿者: vivekatrek
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本書は著者の国際政治に関する考え方について、正しい「地政学」を基に詳しく解説したものである。ただし凡庸な読者に「地政学」はなじみがない。各国の地理的条件は所与のも... 続きを読む
投稿日: 2009/5/28 投稿者: みかきもり
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