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地域漁業の社会と生態―海域東南アジアの漁民像を求めて
 
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地域漁業の社会と生態―海域東南アジアの漁民像を求めて [単行本]

北窓 時男
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 4,095 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書が対象とする地域は、マラッカ海峡からイリアンジャヤ(西パプア)までの広大な熱帯の海域に分布する島々の連なりである。これらの島々の多くは、現在インドネシアの国土に含まれている。人びとは、それをタナ・アイル(tanah air)という言葉で表現する。タナとは大地を、アイルとは水を意味し、大地と河川や海が一体となった空間を表している。多くの島々と内海が織り成すこの世界は、さまざまなエスニックグループに含まれる、二億人以上の人びとの生活世界である。海が島と島を隔てる壁ではなく、島と島を結ぶ道として機能してきたこの地域では、人びとが頻繁に移動し、分散しながら結びつく、ネットワーク型の社会を形成してきた。海とかかわって生きる人びとを海民と呼べば、海民の海とのかかわり方は、生活の場であったり、移動や交易の場であったり、漁業という生産の場であったりする。かつて、あるいは現在でも、海賊という名の生業さえあり得る海だ。しかも、この地域では一人の人間が同時に、漁民であり、農民であり、交易民であったりする。本書は、そうした多様な面を持つ人びととその社会へのアプローチとして、海を生産の場とする「漁民」から接近するものである。

内容(「MARC」データベースより)

マラッカ海峡からイリアンジャヤ(西パプア)までの広大な熱帯の海域に分布する島々「海域東南アジア」の各地で展開する漁業を題材として、伝統と近代の相克のなかでみられる、様々な社会現象を分析し、検討する。

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: コモンズ (2000/02)
  • ISBN-10: 4906640281
  • ISBN-13: 978-4906640287
  • 発売日: 2000/02
  • 商品の寸法: 23 x 15.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,004,708位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 筆者の北窓時男さんは現在でこそ研究者の道を歩んでいますが、元々は海外青年協力隊や民間会社に属しながら、東南アジアの漁業実態を調査してこられた方です。
 本書は同氏のインドネシアでのフィールドワークが結実したものです。テーマは「漁業技術」ということであっても、漁民たちの生活や社会、経済のあり方、また世界観といったところにまでよく目配りがされていて、読んでいて飽きることがないのは、氏のバックグランドの広さによるものでしょう。
 北窓さんは内発的発展論や地縁技術論を重視しており、本書でも地縁技術共有圏についての分析を試みています。もちろん、同氏はインドネシアの人々の多様性と柔軟性、移動性、またその社会のネットワーク性についても重視していますので、その議論は決して「外界から閉ざされた桃源郷的世界」を仮定してのものではなく、地に足がついています。
 海上の道を行き来しながら生活してきた東南アジア多島海の人々の暮らしぶりが伝わってくる好著です。
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