地域分権の時代、日本の文化とも言われる自治会・町内会にスポットを当てコミュニティ組織のあり方を唱える。自治会・町内会の歴史、現状、特徴を読み進むにつれ、自分の所属できる地域組織への愛着が高まる。
日本人であることを誇りに思い、自分の住んでいる地域を語ることができる人間は幸せであると思う。自治会・町内会は地域性を持った包括的な組織として、その役目を担える組織であろう。役員のなり手がいないこと、加入率が年々低下していること、など多々課題を抱えているであろうが、今一度我々住民、および自治体においてあらためて自治会・町内会を見つめなおす時代であるとおもった。現在、新たな試みとして地域協議会の活動事例を全国に見ることができる。おおむね小学校地区を一つの地区としたこのコミュニティ組織も地域性をもち、包括的な組織である。NPOや地域諸団体との連携とともに、同じコミュニティ組織としての性質を持つ自治会・町内会との関係は非常に重要であると考えられる。自治会・町内会をしっかり見直さずに協議会活動に正当性が果たして見出されるのであろうか?
いまだからこそ、読まなければならない、「地域分権時代の自治会・町内会」である。