地方分権とか道州制とか最近よく耳にするけど
実際、具体的には何が問題で何を目指すの?
という疑問に答える本。
ヒト、モノ、カネ、情報が東京一極集中する現在の日本。
地方は座して死を待つしかないのか?
中央集権体制を早急にあらため、「国のかたち」を抜本的に変えることである。
『地域主権型道州制』とは、全国を12の道州、300の基礎自治体に再編することで、
繁栄発展の拠点を十数カ所つくる統治形態を目指す。
基礎自治体の人口は15万〜40万くらいにし、
人口一人あたりの行政コストが一番低くなるところを目指す。
その各市から衆議院議員一人を選出する形にする。
一つの州から参議院議員を10名選出するようにする。
地方分権をすすめれば国会議員を減らす事が可能としている。
国の支店・下請け企業となっている現在の都道府県行政を
抜本的に変え、国は安全保障や造幣、外交などの大きい枠組みが
どうしても必要な部分だけを残し、
助言すれど、統治せずの仕事を増やすことで国家公務員半減を目指す。
誇大妄想と捉えられる可能性も高い内容ではあるが、
裏づけとなるデータをもっと収集して、国民的議論を喚起して
明治以来続いている中央集権体制から連邦制に近い体制に
組み替えるのは魅力的な方針だと思う。
1億人を超える国家を1箇所でコントロールするのは、
細かい部分が見えなくなり現実との乖離を引き起こしている現状を見ると、
無理があるのではと思う。
列強に追いつけ追い越せ・戦争で全てを失ってからの再起
の時代には有効であった中央集権体制は時代にそぐわなくなっていると思う。
道州制特区推進法の実質的な唯一の対象となっている北海道で
国からの権限移譲がこどもだましのような内容で終わっている現状に関して、
北海道の知事も住民も全く気概が無いと斬り捨てている。