著者はもともとJTBで旅行誌を編集してフリーになっただけにコンパクトな構成が光ります。
47都道府県の全てから一カ所ずつ、新旧の地図を並べてどのように変わったのかを簡潔に紹介しています。文章が少な目ですがその分、地図をじっくり見比べて欲しいという意図が伝わってきます。そのことは新旧の地図の縮尺をそろえて、しかもページ内の位置もそろえるというきめの細かさです。似たような趣向の本はたくさんありますが、新書サイズでこれだけの配慮は著者の経歴のなせる技でしょう。
ただ、少々、開発事業への批判が所々覗くのが書生くさいですが、我慢できる程度です。文章さえ読まなければ気になりません。