先にデヴィッド・スーシェがポアロを演じたテレビ映画バージョンを観たせいか、「あれ?ここが違う・・・」という違和感をいろんな所に感じました。まず、あのアリーナを「悪魔」と呼ぶレーン牧師がいなかったこと。何やら不穏な予感を感じさせると共に、タイトルの由来でもある重要なキーワードを知らせる役目だと思うので、がっかりしました。また、周囲の人間はアリーナを白い眼で見ていた感じでしたが、どうも殺すほどの憎しみを抱いている人はいないように思いました。
『ナイル殺人事件』でポアロを演じたピーター・ユスティノフをはじめ、ジェーン・バーキン、マギー・スミスなど、豪華なキャストが出演しています。映画では(おそらく)オリジナルキャラである伝記作家レックスを演じているのは、『わが谷は緑なりき』で名子役だったロディ・マクドウォール。あの茶目っ気たっぷりな大きい瞳が年をとってもそのままです。また、この映画ではポアロの貴重な水着ショットも拝めます!スペインのマヨルカ島で撮影した、舞台となる避暑地も美しく撮られています。