- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
明快なローマ史,
By
レビュー対象商品: 地中海世界とローマ帝国 (興亡の世界史) (単行本)
学者が書いたローマ史であるが、明快な表現で読者にわかりやすい。
長々と書き連ねた塩野七生の「ローマ人の物語」は、その詳細な記述がおもしろかったが、本書は長大なローマ史を簡潔にしかも明快な解釈に心がけて書かれている。 しかし、明快さも行き過ぎ、「共和政ファシズム」などは、少し無理のある表現ではないか。「好戦的共和政」が妥当なところであろう。近代ファシズムは社会の危機に登場し、喧伝により民衆を熱狂せしめ政権奪取後に独裁、反進歩的、人権の制限などが特徴、ローマは日の出の勢いの国家、身分闘争が進歩的成文法を生み、マリウスやスラの登場までは少なくとも独裁ではなかった(独裁を嫌っていた)。農業国ローマの民衆は喧伝によって熱狂するような好戦的な民衆だろうか。好戦的なのは指導者で、政治的野心が軍事的野心と結びついていた。アナロジーということであれば共和政ローマは、むしろ民主国家でありながら好戦的なアメリカ合衆国に似ている。アメリカの大衆はどちらかというと戦争は嫌いだが、指導者は戦争大好きだ。大統領候補は必ず戦争への参加や姿勢を糺されるではないか。 まあ、そんなことは些細なこと、明快さをかって星5つにします。お読みください。やはりローマ史はおもしろい。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
|
|