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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
気軽に読める地中海史エッセイ,
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レビュー対象商品: 地中海―人と町の肖像 (岩波新書) (新書)
「地中海」というくくりはあまりに広すぎて、とらえどころがない。本書はその地中海を別に体系的に捉えようとはせずに、各主題ごとに二人の象徴的人物を挙げ、そのテーマと時代について語っていく。 登場人物は学者から聖人、預言者まで幅広い。 まったく知らない人物ではなく、名前は知ってはいるが詳しくは知らない、という人物が多いため、知的好奇心も十分かきたてられる。 こういった本にありがちな「地中海といっても、実質ヨーロッパのことだけ」ということはなく、アラブ、ユダヤ世界のことがしっかり触れられているのもいい。 さすが岩波新書、という内容だ。
5つ星のうち 5.0
イスラームとユダヤを語った部分が面白い,
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レビュー対象商品: 地中海―人と町の肖像 (岩波新書) (新書)
一見、軽妙洒脱に書き流されたエッセイのようではあるが、「地中海」という漠とした対象を語る際の軸の取り方が絶妙で、 とくにコルドバ生まれのイブン・ルシュドとマイモニデスという イスラームとユダヤの哲学者に光を当てた4章が出色の出来だと思う。 著者は西洋史家としてはすでに大家と言える存在だが、 狭義の西洋よりもマグレブやアンダルス(イスラーム統治下のイベリア半島) を語った部分のほうが、より生彩に満ちているように感じられるのは、 著者も(原典から直接ではないにせよ)新たに勉強しながら書いているためだろう。
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5つ星のうち 4.0
見落としていた世界,
By マサ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 地中海―人と町の肖像 (岩波新書) (新書)
古代ギリシア、ヘレニズム、ローマ、イスラム、イタリアの各時代の代表的な人物を取り上げて歴史・哲学・科学・芸術などを縦走しながら語っていく。古代から中世への流れの中で地中海世界がどのように変わっていったのか。西洋中心の世界史観では見落とされがちな分野でもあり、歴史を見るときの新たな補助線を得られたと思う。 少なくとも私がローマ帝国以後ににフォーカスしていたのは、アラビア半島とフランスの周辺でありイベリア半島やチュニジアは範囲外だった。。
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