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地下鉄のザジ (中公文庫)
 
 

地下鉄のザジ (中公文庫) [文庫]

レーモン・クノー , 生田 耕作
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 740 通常配送無料 詳細
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登録情報

  • 文庫: 232ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (1974/10)
  • ISBN-10: 4122001366
  • ISBN-13: 978-4122001367
  • 発売日: 1974/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 182,383位 (本のベストセラーを見る)
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24 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Yotsume
形式:文庫
大変に楽しい本だ。

地下鉄に乗ることを楽しみにパリへ出てきた少女ザジが主人公。
しかし地下鉄はスト中で利用できず、そこからザジの、決して目的に辿り着かない物語が始まる。

女装バーで働く叔父さん、美しいその妻(?)、複数のアイデンティティーを往還する怪人など、絢爛な登場人物は荒唐無稽に見えながらも、パリそのもののエッセンスを味わわせてくれるかのようだ。

だがページが進むにつれてそれらの登場人物や作品世界は、徐々にほころびはじめ、脆さと美しさとを見せる。
このほころびの拡大こそがこの作品のだいご味だ。

クライマックスもストーリーの進展によってではなく、これらの奔放さ、絢爛さ、脆さが極限に達することで生み出される。

後に残るのは、エンディングとも言えないエンディング(オチはついている)と崩壊感と、何よりも「あー、楽しかった」という感覚。
子供の頃、思いきり遊んだ後で感じた疲労と気持ちよさだ。

この作品に教訓はない。

だが、快楽ならたっぷりある。

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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
これはPOPアーティスティックなフレンチ文学といったところなんでしょうが、ちょっと下品な外国の落語のような印象も受けます。きっとレーモン・クノー氏が落語の存在を知っていたら、感動したのではなかろうか。しかしまぁあのザジのなんとも言えない人柄(人柄というよりガキ柄)、小憎くって、どこか超人じみてて、最高です(ちょっとあんなキャラは思いつかんで)。

これは全然普通の文学じゃありません、「あとがき」にもあるように、シュルレアリスムと実存主義の板ばさみで疲れ果てていた当時のフランスの読書会に鶴の一声のような革命をもたらした一冊なのだそうで、なるほど確かにこれは難解な物への果てしない皮肉を感じさせます。それでいて、素人くささや、質の低さを感じさせずに、やっぱり文学として高次元で成立していることは素人目にも一見。そこがスゴイと思いました。

まるでアンディ・ウォーホルがどこまで難解になれるかを競っていた美術界に漫画みたいなキャンメル缶の絵を持ち込んだ時のようなスゴ味を感じさせます。こりゃ映画のほうも見ないわけにはいきません(監督は「死刑台のエレベーター」で有名なルイ・マン氏だそうです)。

中公文庫、生田耕作、アンタらエライで。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
小説も映画も 2003/5/27
By カスタマー
形式:文庫
ルイ・マルが監督した同名の映画が大変おもしろかったので、この原作も読んでみました。
映画同様、主人公ザジが物語をかき回していて素敵です。

映画と比べて読んだというよりも、ただ小説として大変面白く楽しめました。

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ご注意。
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あら
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