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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
終戦を乗り越えて,
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レビュー対象商品: 地下鉄に乗って (講談社文庫) (文庫)
浅田次郎さんは,JALの月刊機内誌にエッセイを書いているが,文章がうまくてすごく面白い。それで,浅田氏の小説を読んでみようと思い,手始めに軽いタイトルのこの本を手に取った。 文章のうまさはさすがであり, 主人公がタイムスリップした先の戦争中や終戦直後のゴタゴタを 見てきたように生き生きと描き出す。 地下鉄構内に入ると時空がねじれてタイムスリップしてしまうのだが, 時間を超えることは小説の中の道具立てに過ぎず, SFそれ自体がテーマではないので,仕組みや理屈などどうでもよいことである。 厳しい終戦を乗り越えて生きる「アムール」のしたたかさはとても魅力的であり, 主人公とともにタイムスリップし,それぞれの時代の「アムール」を見ながら, また,他の登場人物の他の時代の姿を見ながら, 人の人生というのは,今ある姿だけでは推し量れないほど色々な側面があるんだな, と改めて感慨深く思った。 サイドストーリー的にこの小説を彩る「みち子」の存在はあまりに哀しくはかないが, これもまた,人生ってなんなんだろうと 本を閉じて考えたくなるようであった。 要するに,全然,軽い小説ではなかったが,浅田次郎氏の小説家としての魅力を 知るところとなった。 次はまた氏の別の小説を読んでみよう。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
身につまされる話,
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レビュー対象商品: 地下鉄に乗って (講談社文庫) (文庫)
いつもの地下鉄に乗って、階段を上がって外へ出ると、そこに昭和初期の時代が広がっていたら・・・仕立てはタイムスリップSF物。 しかし初期作品とは言え、そこは浅田次郎の著作。 少年のまま自殺した兄への想い、家を飛び出すまでして反発した父への屈折した感情。 主人公の心の襞がしっかり映しこまれた作品に仕上がっている。 在りし日の兄と出会い、若き日の父の意外な姿に接する中で、主人公は何を感じ取っていくのか。 今の浅田次郎なら、兄や父との心の交流を用意して、我々の涙を振り絞ってくれるだろう。 しかしこの作品では、作者も主人公も多弁ではない。 何を感じ取っていくのかは読者に委ねられている部分が多い。 自分だけが一本筋を通して頑張っているつもりの主人公が、物語が進むにつれ、 廻りの人間を傷つけたり、廻りに支えられている事に気づく。 私にはそういう物語に読め、身につまされた。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
映画観ました。でもその前に原作を読むことをお薦めします。,
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レビュー対象商品: 地下鉄に乗って (講談社文庫) (文庫)
私は、この本を1年くらい前に読んで感動し、今年の秋の映画公開を楽しみにしていました。早速、公開されて、先日観て来たところです。やはり映画だと映像に助けられる分、面白さが半減してしまうような気がしました。思わぬ展開もこれでは予想できてしまう。小説だと、自分の想像力でじっくり時間をかけられるのがいいです。でも映画でも、何度も泣いてしまいました。それは、原作を思い出して、込み上げるものがあったからです。この年になると、思い起こすことが多いですから。私が今まで読んだ全ての本の中で、この作品は一番と言っても過言ではないです。生き方を振り返る意味でも
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 2.0
時間があれば
安物の2時間ドラマのような内容です。 浅田次郎氏のデビュー作ということで期待していましたが、期待はずれでした。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: リオン
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