確かに『大石圭版』ミザリー!!と帯には書いてあり、あらすじには『拒めば、身の毛もよだつ責め苦が待っていた』…とありますが、映画『ミザリー』の質の悪いパロディにしか思えませんでした。 拷問も『ミザリー』には及ばず、作者独特の透明感も執拗な食事描写も無く、正直、最近の傾向には私の大好きな『湘南人肉医』や『殺人勤務医』などの異常快楽殺人が減ってガッカリしています… SM要素は逆に増えて来ていますが、どなたがおっしゃったように『ハコニワ効果』が作者独特の残虐だけれども、人間がSF的要素無く人間を殺していくのを音楽を奏でるような静かな透明感の語り口で淡々と紡いでゆく大石ファンとしての楽しみがだんだん磨り減っていっているように思います。 また、もうホラーではありませんよね?(広義のホラーがどの範囲までの事を云うのか個人的見解になると思いますが) 余談ですが、全てのレビューを読んでの感想ですが、『呪怨』の原作者と思われている方がおられるようですが、あれは映画のノベライズの為、『呪怨』の原作者のホラー文庫と勘違いなされて、購入されますと、ガッカリ為さる方が多いのでは… 後、タイトルは興味を惹く良いものになってきていますが、過去の傑作ほど内容と反比例してお粗末なタイトルが多いように思います。 …逆だったら良かったですね…