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投稿者: ビイハヴ (詳しいプロフィールを表示) 地下室にこもった男がぶちまける手記という形をとった、19世紀のひきこもり文学。ドストを読んでいていつも驚くのは、この弁舌、人の心の描き方。ここまで激烈でなくても、主人公のような心情におちいったことのある人間は、けっして少なくないだろう。ニーチェや太宰と同じ系統の、非常に感染力の高い本だと思う。主人公ネクラーソフ(名前までが冗談めいている)は、激烈な自尊心と、同じくらい激しい自己卑下の心を持ち、世界と相容れない理由を必死に弁明しようとする。世界が悪いのか、自分が悪いのか、それともどちらでもないのか。この、誰でも一度はぶつかる壁に、本書はひとつの思考の結末を提示している。世界は悪い、自分も醜悪、だ... 続きを読む |
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