Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
土 (岩波文庫)
  

土 (岩波文庫) [文庫]

長塚 節
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。



キャンペーンおよび追加情報



商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

主人公勘次とその娘おつぎを中心に明治後半期における貧農の生活を描いた長篇。今日では想像を絶する農民の窮乏と、貧しさゆえに歪められた悲しい人間の姿が如実に写し出される。封建的地主の支配下にあった農民への深い人間的共感をもって書かれたこの作品は、日本農民文学史上の傑作である。

登録情報

  • 文庫: 403ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1970/6/16)
  • ISBN-10: 4003104013
  • ISBN-13: 978-4003104019
  • 発売日: 1970/6/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 673,043位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


この商品を見た後に買っているのは?


類似した商品から提示されたタグ

 (詳細)
関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
 

 

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 路平
形式:文庫
『土』の中に出て来る人物は、最も貧しい百姓である。
教育もなければ品格もなければ、ただ土の上に生み付けられて、土と共に成長した蛆同様に憐れな百姓の生活である。

と、その序で夏目漱石は言いました。
そして「娘に読ませたい」と言ったことでも有名です。
『土』はある家族の数年間の生活を描いた作品です。
とても貧しく、生きることで精一杯であり、土を踏まない日なんかない、というくらい働いています。
そこにははっとするような出来事も何もなく、ただただ生活のことが描かれているばかりです。
それでもその描写は実に詳らかで、四季の移り変わりの表現なんかは川端康成にも負けないんじゃないかなんて思ったりもします。
ただとても難しい本です。
現代の私達では想像もできない色々なものが出てくるし、登場人物の喋り方は方言なのでとてもわかりにくいし、読みづらい。
それでも明治43年(1910)に何故、当時のトップメディアであった朝日新聞に連載されたのか、と考えると読まずにはいられないものでした。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「土」は、明治の農民の生活を描くことで、人間の原点を冷静に見つめた「観察文学」である。
物語は、貧農の勘次一家を中心に紡がれる。勘次の妻、お品は農作業の合間に豆腐や蒟蒻などの行商をして生活を捧げる働き者のけなげな女性。貧しいながらも夫婦は愛し合い、日々を必死に生きている。一家の支え手だったお品が貧しさゆえに、危険な堕胎をしたことから命を落としたところから、一家のさらなる苦労が始まる。
働き者の勘次だが、盗癖ゆえに村からは敬遠され、吝嗇から身内と摩擦を起こす。舅の卯平との確執、年頃の娘であるおつぎへの執着的な支配。克明に描写される人間の喜怒哀楽は、現代の我々となんら変わるところがない。
作者の長塚節は、裕福な地主の家に育ったというが、どんな思いで同郷の小作人の生活を見つめていたのか。尊大でも同情でもなく、ありのままの人間を見つめる眼差しの確かさ。
都会人の代表のような漱石は、「土」を通して知った農民の実体に驚愕した、と書いている。現代は、猟奇的な事件が頻発し、殺伐とした時代になってしまった、というが、あまりの情報量の多さに私たちの感性はどこかで麻痺している。
明哲な理性を持つ作家の目を通して描かれた文学は、どんな映像よりもリアルに生身の人間の存在感を伝える。ごまかしたくても逃げたくても、本質を見ろと突きつけてくる。
「土」が人間の猥雑な部分を描きつつも、生々しさを感じさせないのは、行事や自然描写の豊かさのおかげだろう。この世に生きるとは、なんとシビアで美しいことなのか。
「土」は、日本の昔話、ではない。表面的な豊かさに奢っている現代人に、本質的な日本の危うさを突きつける普遍的名作である。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この作品の主人公は、毎日を生き抜くことに一生懸命な百姓の一家である。雪の振る中行商に出かけたり、食い扶持を減らすために生まれたばかりのわが子を殺してしまうなどという、現在では理解しがたいが、明治のあの時代には普通に行われていたであろう日常の闇の部分の描写である。母親の死や、火事で家を失うなどの数々の試練をおつぎが懸命に乗り切っていく姿はとても感動する。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
遠くない時代の日本人の姿
 読みにくいというのは漱石や他の評者の指摘どおり。
 物語が平板だというのはどうだろう、そうは思わないが。... 続きを読む
投稿日: 9日前 投稿者: ペリカン堂
17歳は一気に読めました。
僕が「土」を読んだのが高校生のとき。とても印象が良くて、難しい方言や村の生活の描写がちっとも苦になりなませんでした。確かに巫女さんに霊を呼んでもらう集会の場面など... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 買ってしまった
つらい農村
 方言がはげしくて理解困難なところも多い。だがそれなりに、写生文の世界が了解されるはずだ。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 魏
ラストは、本当にぐったり
明治末期の茨城県鬼怒川沿いの農村の、ある小作人の生活を描いた小説。最後に、ひとすじの希望の光が射すのではないか、とかすかな期待をもって読み進めたが、残念ながら、そ... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: じょん・じょん
情景描写がすばらしい
... 続きを読む
投稿日: 2009/4/20 投稿者: acrskym
文学史上に残る傑作
... 続きを読む
投稿日: 2007/11/17 投稿者: ReraKamui
これは「プロレタリア文学」なんでしょうか?
東京育ちのインテリの夏目漱石に「自分は本当の日本の姿を知らなかった!」と思わせた(らしい)農民小説。北関東の百姓の一家の父と娘と弟のひたすら貧しい生活が描写される... 続きを読む
投稿日: 2007/8/31 投稿者: tomomori
正直 読み進めるのは大変です
 軽い気持ちで買おうなどと思うと後で後悔します。後半に夏目漱石の文章も乗っていますが、漱石も面白くもないし読みづらいと書いています。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/7 投稿者: ai0610
文豪も絶賛した名作
... 続きを読む
投稿日: 2005/10/17 投稿者: daepodong
力強くいきる姿
夏目漱石が「娘にすすめたい書物」と言ったのは
あまりにも有名。
ある百姓一家がいろいろな災厄をうけつつも... 続きを読む
投稿日: 2005/10/14 投稿者: クライストの悲劇
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   
関連するクチコミ一覧


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す







この本は、それぞれの上記のテーマに含まれています。

フィードバック