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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すごい表現者だと思う,
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レビュー対象商品: 土門拳 古寺を訪ねて―斑鳩から奈良へ (小学館文庫) (文庫)
私はまさしく斑鳩・奈良の出身でここに出てくる仏像や建物、風景、よく知っている。が、彼の写真を見るとまったく別のものに見えてくるから不思議だ。 その理由は、表紙の写真にも表れている様に、彼独自の表現方法を駆使して写真を撮っているからだ。仁王像のここまでの猛々しさを、この写真を見ることなしに私は掴み取ることはなかっただろう。 阿弥陀如来の指先に現れるたおやかさ。 時代を感じさせる木の割れ目。 既存のものをここまで自分の表したい形に表せるなんて、きっと土門拳だからこそ出来る技なのだろう。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
お手ごろ土門,
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レビュー対象商品: 土門拳 古寺を訪ねて―斑鳩から奈良へ (小学館文庫) (文庫)
オールカラーの一冊。力強い構造の法隆寺・東大寺・浄瑠璃寺、その仏像、その風景の写真。 土門拳の写真と文章が6:4か、7:3ぐらいの割合で展開される。 文章は土門独特の切り口で、それぞれの寺・仏像について解説を入れている。 土門の写真には実直さがあり、また、仏像・建物の事を良く知って撮っているという印象だ。仏像写真でよく知られる土門拳だからこそ、寺関係者を排除して"こっそり"撮れた(彼以外は絶対撮れない)写真も多く存在するのだ。 いつでも好きな時、好きな場所で、これらの国宝(作品)を味わう事が出来るのだから。
5つ星のうち 5.0
写真の可能性を感じた本,
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レビュー対象商品: 土門拳 古寺を訪ねて―斑鳩から奈良へ (小学館文庫) (文庫)
土門拳の写真とエッセイが掲載されている本である。私は文章よりも写真の本と
いう印象が強い。法隆寺、中宮寺、東大寺などの写真が中心に収められている。個 人的に仏像を見るのが好きですが、気品、静寂、迫力等々が写真を見るたび伝わっ てきます。実物を見学したこともありますが写真をみると、「えっ!こんなんだっ たのか」と驚いてしまう自分がいます。そういう意味で、もしかしたら、初見でこ の本を見ても、感慨にふけるということはないかも知れませんが、実物を一度見た 経験がある人には、なにかを感じるのではないでしょうか。なかでも、東大寺の多 聞天立像面相、広目天立像面相はなにげにいつも見入ってしまいますし、持国天立 像の邪鬼の踏まれっぷりは迫力あります。自分の気持ちしだいで、笑ったり、悲し んだり、考えこんだりしてしまいます。この本とは関係ないですが、邪鬼の踏まれ 方っていろいろ表現があっておもしろいですね。 さて、この本は写真の表現としての可能性も考えることができるのではないでし ょうか。「私は本物を見ても何も見ていなかったんだ」と反省しました。ぜひ手に 取ってみてください。
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