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土門拳 古寺を訪ねて―京・洛北から宇治へ (小学館文庫)
 
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土門拳 古寺を訪ねて―京・洛北から宇治へ (小学館文庫) [文庫]

土門 拳
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 880 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

渾身のクローズアップ写真と、写真家ならではの感性溢れるエッセイ。古寺を訪ねる土門拳のビジュアルシリーズ第三弾「京都編」。神護寺と高山寺、西芳寺、東寺と三十三間堂、平等院など、仏像・庭園・建築……京都の奥深い魅力を凝縮した一冊。
40年におよぶ古寺の作品から厳選した広隆寺弥勒菩薩像をはじめ、カラー・モノクロ80点を超える写真を収録。静かな美しさと迫力をもつ作品群は、時を超えて今なお新鮮である。
巻末で写真家藤本四八氏が若き日の土門拳を回想する。

内容(「BOOK」データベースより)

渾身のクローズアップ写真と、写真家ならではの感性溢れるエッセイ。古寺を訪ねる土門拳のビジュアルシリーズ第三弾「京都編」。神護寺と高山寺、西芳寺、東寺と三十三間堂、平等院など、仏像・庭園・建築…京都の奥深い魅力を凝縮した一冊。40年におよぶ古寺の作品から厳選した広隆寺弥勒菩薩像をはじめ、カラー・モノクロ80点を超える写真を収録。巻末で写真家藤本四八氏が若き日の土門拳を回想する。

登録情報

  • 文庫: 205ページ
  • 出版社: 小学館 (2001/11)
  • ISBN-10: 4094114238
  • ISBN-13: 978-4094114232
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
神護寺の「薬師如来立像」を、土門はこう語っている。
「飛び立とうとして飛び立たず、叫ぼうとして叫ばず、動と静の矛盾する要素を一身にもって、
高雄山中奥深き黒漆の厨子の中に、薬師如来は直立している」
土門拳の撮る仏像には、「気」がある。
それは、御仏を、作り、縋り、敬まった、古人たちの信仰の光芒でもあり、
実際に仏像と向かいあった事のある人ならば誰でもが感じた事のある、あの御堂を満たしている空気感だ。

この「京・洛北から宇治へ」では、北は高雄、鞍馬、南は宇治まで、京都の名だたる仏像・寺院を恐縮し収録している。
有名どころでは、国宝第一号の広隆寺の「弥勒菩薩半跏像」や同寺「不空羂索観音菩薩像」、三十三間堂の「千体千手観音立像」、
平等院の「阿弥陀如来座像」並びに「雲中供養菩薩群像」、東寺の「五重塔」「梵天座像」などで、
私たちが一度は目にした事のあるものが、土門独自のクローズアップという表現で、新たな一面を見せてくれる。
否応無く古都に思いを馳せたくなるこの一冊に、私もまた、本を手に取って程なく、京都に走った。
この小さな文庫本は、古寺巡礼をする人々にとっては、ガイドブックとは異なる一つの手引きと成り得るだろう。
また、仏教美術や建築に傾倒する者には、新たな「視点」の発見になるのでは、と思われる。

同シリーズの他3冊も是非、手に取って頂きたい。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
土門拳が撮った京都の古寺の佇まいからは、凛とした空気感が感じられます。約半世紀前の光景ですが、今と変わらないのは京都の凄さでしょうし、他のカメラマンが取り上げていなかった戦前から奈良や京都の古寺を撮り続けてきたのは写真芸術のすそ野を広げた功績につながります。

約80枚の写真(モノクロが大半)と、残りは彼の仏様やお寺への思いの随筆が掲載してあります。写真を撮っている時のエピソードや、ちょっとしたこぼれ話も掲載してありますので、厳しい表情の土門拳のイメージとは少し違う人間味が感じられました。藤本四八氏の「若き日の土門拳」の文から日本工房に入社し名取洋之助に鍛えられた厳しい修業時代を知りました。名取氏に叱られ、撮った写真を屑かごに入れられて暗室の中で「くやしくておいおい泣いたものだ」という体験が土門拳を創り上げたのは間違いありません。

クローズアップで取る手法は当時としてはとても斬新だったでしょうし、現在でも全く違う角度の仏様の表情を知ることになります。広隆寺の弥勒菩薩半跏像の頬に残る木目の痕は遠くから見たのとは全く違うイメージをもたらします。同様に背中の部分も見ることの少ない角度で彼の撮りたかった思いが今も明確に伝わってきます。

嵯峨野のあだし野念仏寺が当時知られていなかったエピソードには隔世の感がします。やっとの思いで撮った平等院鳳凰堂夕焼けの写真は今も圧倒的な美しさで迫ってきます。

内容は、神護寺と高山寺(小川義章師のこと)、西芳寺と洛北・洛西(西芳寺と夢窓疎石)、東寺と三十三間堂(観智院の和釘)、平等院(平等院について)、若き日の土門拳(藤本四八)、です。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By へっぽこもふ VINE™ メンバー
形式:文庫
ほぼ「古寺巡礼」の抜粋再編集版文庫シリーズ。土門拳の写真は文庫本向きではない(個人的には少なくともB5版以上はあって欲しい)とも思うが、その一方で文庫サイズに縮小してもやはりパワーが失われないとも思う。とはいえ「古寺巡礼」を揃えるのはどう考えても不可能、かつこの価格で土門の代表作が手元に置けるのはお買い得以外の何者でもない。・・という二律背反(違うか)な代物。土門の写真、もしくは掲載の仏像や寺、あるいはその両方をあらかじめご存知の方には新たな視点の提供、または記憶のよすがとして迷わずお薦め。それ以外の方にはオーソドックスな写真集かガイド本の他に、2冊目としてこのシリーズを推します。土門の作品はあくまで土門バージョンなので。しかしやはり知らない人には美術館の大型パネルか写真集サイズで(せめてA4でも・・泣)あのがぶり寄りパワーもといクローズアップパワーを感じて欲しいものです。エッセイのほうも文章家で有名な人だけに、オーソドックスな文体ながら味わい深い。撮影時のエピソードの数々などは、現在の拝観システムを考えるとつい「昔はよかったなあ・・(呑気で。)」という気分にさせられます。
ちなみにこの巻で分量の多いのは高尾(神護寺・高山寺)、西芳寺(苔寺)、東寺、平等院。他に洛西方面の名刹複数と三十三間堂が少し。
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