好評のヨーロッパ編に続く、アジア編です。表題にある通り、「西湖の土堤」、四川大地震でニュースになってしまった「都江堰」といったアジア地域の土木遺産が、写真・イラストと文章で解説されています。大河の中に、堰を作って、川の流れを二分し、洪水を防止すると共に、農業・生活用水を確保した古代人の知恵等、知的興奮を味わえる遺産が、数多く紹介されています。
難をいえば、執筆者が、建設コンサルタント協会という集団で、文筆の専門家でないだけに、もう少し、遺産のメカニック部分がよくわかる文章にしてほしかったことと、写真と文章の対応が、合っていない部分があることでしょうか。
ただ、こういったコンセプトの本があるようで少ないだけに、貴重な本ということで、星5つです。