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土曜日は灰色の馬
 
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土曜日は灰色の馬 [単行本]

恩田 陸 , nakaban
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなジャンルの物語を書き分け、多くの読者を魅了し続ける小説家・恩田陸さん。汲めども尽きぬ物語の源泉はいったいどこにあるのでしょうか!? ブラッドベリにビートルズ、松本清張や三島由紀夫まで、恩田さんが大好きな本・映画・マンガなどを大胆奔放に語る、ヴァラエティに富んだエッセイ集。

内容(「BOOK」データベースより)

大好きな小説、少女漫画、映画について。

登録情報

  • 単行本: 272ページ
  • 出版社: 晶文社 (2010/8/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4794967519
  • ISBN-13: 978-4794967510
  • 発売日: 2010/8/7
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 388,958位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
大好きな小説、少女マンガ、映画について、軽やかに語る恩田さんのエッセイ集。3部からなる構成です。
「'1.面白い本はすべてエンタメ」「'2.少女漫画と成長してきた」「'3.暗がりにいる神様は見えない」

1.面白い本はすべてエンタメ

カバンに本とぐいのみを入れて

旅行で読書。それについて熱く語りますね〜。
途中から奔流のように本のタイトルがあふれだして、語るスピードもUP。紀行文やブログ本、ホラー、ミステリ、
旅する哲学にいたるまで。

ケレンと様式美、スター三島に酔いしれたい。

三島由紀夫文学の様式美とその台詞まわしに「胡散臭い虚飾の匂いのする」という表現がいいですね。三島に関係なく
すごく気になったのが、恩田セレクトの「一見上品なふりをしているが本当はスケベな世界文学」(笑)
日本勢はいいとこいってるらしいですよ。
その上位にはいるのが「憂国」。
最後に「春の雪」をはじめとする「豊穣の海 4部作」についていわく「三島はぎりぎりフラワー・チルドレンに間に
合ったということになるのかもしれない」にはまいった!
三島、草葉の陰から「ちょ、違うし!」と叫んでいるかも(笑)

挿絵の魔力

これには大いに同感!
ここに挙げている本、読んだものに関してはもろ手を挙げて賛成です。
子どもの頃に読んだ絵本、本たちに添えられている挿絵。秀逸なものは本文と分かち難いイメージを読者に与えるものですが、
その記憶に残る挿絵でも、どういうわけか、ダークな画調のものに惹かれたという。

2.少女漫画と成長してきた
このへんは、まさに精神的故郷についての記述だけに、共感することばかり。
少女マンガとともに成長してきた世代。それも少女漫画自体が大きく変貌をとげ、成長した時代を体験した世代だけに、
思い入れもたっぷり。
篠有紀子、おおやちき、清原なつの、そしてアラベスクの第2部についての記述がおもしろかったです。

3.暗がりにいる神様は見えない
米国ドラマ「24」にはおはなしの神様がいない、という意外に思える新説からはじまるこの章。
面白かったのが「うろ覚えの恐怖」というところ。
私が恩田作品に感じる一番の魅力は「恐怖」ではないかと思っています。グチョグチョどろどろの海外ホラーもいいけれど、
恩田作品の「こわい」には何か他の味わいが含まれているのではないでしょうか。
「月の裏側」に感じる怖さとノスタルジーの融合。「ユージニア」の「恐ろしい真相」の周りをぐるぐる回り続けるような幻惑感。
モダン・ホラーは面白すぎて怖くない、というのも頷けるところ。
「本来、ゴースト・ストーリーは地味でそっけなく、隙だらけでカサカサしているのである。」
「何より私は『今にして思えば』や『誰かに聞いた話なんだけど』というフレーズが怖いのである。」
恐怖について語る恩田陸は、本当に怖いです(笑)

恩田さんのエッセイ、とても面白く読んできましたが、この本も前2冊とは違った切り口でとても楽しめました。
恩田さんの知識にも驚嘆しますが、なにより恩田陸の本への愛がびんびん伝わってくる作品でしたね。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
作家、恩田陸。彼女はどんなものを読み、そしてどんなことを考えてきたのか?彼女を作家へと
導いてきたものは何なのか?彼女の一面を知ることのできる、興味深いエッセイ。

「恩田陸さんの小説の読み方は、私のような凡人とは一味違うのではないだろうか?」以前から
そう感じていたが、このエッセイを読んでますますその思いを強くした。深い洞察力、そこから
広がるはてしない想像力。どんなにがんばっても、彼女の生まれながらにして持っているその
能力には及ばない。独特の感性、独特の世界観。たまらなく魅力的だ。今まで読んできた小説を
語る部分は、面白く読んだ。今まで読んできた少女漫画を語る部分は、興奮しながら読んだ。
あまりにも懐かしすぎる!!彼女の存在がとても身近に感じられた。さて、これからどんな世界を
小説で表現してくれるのか?期待に胸をふくらませ、待つことにしよう。
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By Dai
形式:単行本
恩田さんがそれぞれの本・漫画・映画に対して自身の思い出を交えて語るエッセイになっています。

恩田さんの独特の感性から来る名言だったり、クスッと笑ってしまう部分はたくさんある本なのですが、どちらかと言うと、出てくる小説だったり少女漫画を読んだ方でないと楽しみにくい一冊なんじゃないかと思います。今までの恩田さんのエッセイのように、紹介されている本を「読者に読んでもらいたい!」と言う感じではなく、その本を読んだことがある人々に「ここ凄くなかった!?」とか「私はこんな風に思うんだけど・・」みたいな感じで語られているようでした。

エッセイ、対談形式・・どんな形であれ恩田さんにはまだまだ面白い本を紹介する本を書いていただきたいです。
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