地上へ――――願いは、眼下の景色へと広がる。
ニシマルという研究者に突き動かされ、ソウタの想いを込めた計画は、ついに始動する。地上への下降機、搭乗者にはミツ。それは遠い夢のようなものだった。
一方、そのソウタとタマチが務める工場では、小さな危険が数多くあった。点検業務に携わるタマチは所長に訴えかけるのだが、逆に点検データを改ざんされる憂き目に遇う。絶望すら感じるタマチに、祖母はいつでも優しい眼差しを向けている。その想いに後押しされ、タマチは自分の道を、今一度振り返り、そして……。
その頃、下層ではある不運と暗い計画がひっそりと影をさしていた。
編集担当者からのおすすめ情報
地球への憧憬を抱えて生きる人類の物語、いよいよ佳境!岩岡氏特有の癖もあり愛くるしくもあるキャラクター達が各々の想いを込めて、答えを探して進んでゆきます!お見逃し無く!
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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
閉ざされた世界に希望はないのか?,
By 水蓮 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 土星マンション 6 (IKKI COMIX) (コミック)
混沌とした展開になってきました…。「やる瀬ない」の一言です。
今巻は、今まで以上に「底辺」に生きる人々の悲哀が痛いほど伝わってきて泣けました。 どんなに努力しても変わる事のない階級。同じ人間なのに「下層民」というだけで差別され人間扱いされない現実。 それでもミツたち下層階の人々は貧しいながらも助け合い、ささやかな幸せの中で懸命に生きている。 その姿を見て癒され、温かい気持ちになりました。ですが、今回込み上げてくるのは言い様のない感情ばかり…。 着々と進むニシマルさんの計画。不条理な世界を飛び出して「地上」に光を見出したいという強い想い―。 ミツが計画に乗る決心をしてしまいますが、私は心の中で「やめてー!」と叫んでしまいました…。 「負」の感情の塊のようなニシマルさんの存在が、物語に暗い影を落としています。 彼が心から下層民の幸せを願っているかは、今巻を読む限りでは分からない。それが、すごく不安です。 後半、下層に緊急事態が起こりますが、さながら映画の「タイタニック」のような状況に茫然としました…。 そして、ニシマルさんの狂気がとんでもない悲劇を引き起こします。「何故?!」と思わずにはいられない(涙) ニシマルさんも不幸な人で同情すべき所はあるが、世の中不幸なのは彼だけではない。 善悪の境界を越えてしまった彼の行為に衝撃を受けました。どうか、みんな幸せになってほしいと願うばかり…。 今回の表紙は、タマチ君。灰色一色の外壁に命綱を持ってポツンと佇む姿が印象的です。 しかし、ミツや真たちに後押しされて、タマチ君もやっと前に進めそうな感じですね。それだけが救いです。
5つ星のうち 4.0
だんだん血なまぐさくなってきた,
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レビュー対象商品: 土星マンション 6 (IKKI COMIX) (コミック)
久しくのほほんとした内容で楽しく読んできた土星マンションですが、だんだんきな臭くなって、事故、爆発、災害、そしてついに殺人まで起きてしまいました。しかも、この衛星居住施設の秘密に迫る場面もちょこっと出てきます。相変わらず丁寧で綺麗な絵、ほとんどは気のいい登場人物たちで、嫌味も少し出てきましたが、内容はとてもよいです。でも、ソウタくん、ちょっと許せない。悪意はないんだろうけど。ニシマルさん、嫌い。感情移入しすぎかな?
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