地球に人が住めなくなった未来のお話―。
空中に浮かぶリング状の建造物で、人々は階級別に分かれて暮らしている。
下層階に暮らす天涯孤独の少年・ミツは、窓拭きの仕事にも慣れて、その腕前も日々上達している。
しかし、ミツが尊敬し目標にしていた先輩が深刻な事情から窓拭きを辞める事になって…。
待望の4巻です。今回はどちらかというとシリアス度高め。
仲間の引退に動揺を隠せないミツ―。このエピソードを中心に窓拭き職人達の心情が深く掘り下げて描かれています。
社会の底辺で懸命に生きる素朴で温かい登場人物達。そんな彼等を取り巻く厳しい現実。
ほのぼのとした作風に癒される一方で、格差や差別など負の部分もリアルに描かれているのがこの作品の魅力でしょう。
今巻で好きなエピソードは、ミツ・影山さん・真たちの想いが交錯する『仕事納め』『さく』『想い』。テーマは“一人”でしょうか。
自分は周りから必要とされているだろうか? この世で心から自分を必要としてくれる人は何人いるだろうか?
人は一人では生きていけない。人を大切にしない人間は、おのずと誰からも必要とされないだろう。
「ずっと一人で生きていたら、近くにある物も見えなくなるぞ」
この影山さんの言葉にジーンときました。周りと距離をおいていた真も良い方へ変われそうですね。
心配なのはソウタ君…。自分の夢を叶えるのに一生懸命で周りが見えなくなってるようで危ういです。
彼が尊敬してやまないニシマルさんは何だか怖い…。隣人の森下さんの存在も気になります。(彼の職業がね)
上層の田抜さんと木元さんのやり取りに笑いました。この二人、すごく可愛いです。
この作品、映画化の噂がありますが本当でしょうか?(しかもアニメではなく実写?)
この独特の世界観がどのように映像化されるのか興味があります♪