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土星とメランコリー―自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究
  

土星とメランコリー―自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究 [単行本]

レイモンド クリバンスキー , フリッツ・ザクスル , アーウィン パノフスキー , 榎本 武文 , 加藤 雅之 , 尾崎 彰宏 , 田中 英道
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

メランコリー。人間の体内に存在する四つの体液の一つである黒胆汁によってもたらされ、土星の下に生まれたものの運命であるとされる。そして、それは人間を憂鬱におとしいれ、その意識を鈍磨させるとされた。古代ギリシアに淵源するこの体系は、西欧の自然哲学、医学・宗教、芸術の根幹に脈々と流れ、それらに大きな影響を及ぼし続けた。ピタゴラス学派、アリストテレスから、中世アラビアの占星術師、ルネサンスのネオプラトニストを経て、北方ルネサンスの巨匠デューラーに至るまで、この体系の起源と展開を精細にあとづけ、近代思想によって駆逐されたかに見える、破壊的なまでに洞察力にみちた人間観を発掘、まさにヴァーブルク学派の代表的成果というにふさわしい大著。

登録情報

  • 単行本: 674ページ
  • 出版社: 晶文社 (1991/05)
  • ISBN-10: 4794923864
  • ISBN-13: 978-4794923868
  • 発売日: 1991/05
  • 商品の寸法: 23 x 16.8 x 5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,030,828位 (本のベストセラーを見る)
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あなたにとって憂鬱の象徴は何か。もしあなたがサラリーマンだったら、口うるさい上役の課長の存在といったところか。村上春樹の小説・「ノルウェーの森」の主人公・ワタナベ君だったら、キズキの死の際に、警察の取り調べ室の机の上でみかけた分鎮こそ、その正体である。この憂鬱がパノフスキーにとっては土星だった。だから憂鬱なんてどこにでもある。難解な本書を読んで疲れた後は、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本を読むことをお薦めする。パノフスキーのいうヨーロッパの憂鬱(メランコリー)が、日本ではどうなっているかが、17世紀のオランダの画家・フェルメールを仲立ちにして語られている。どちらの本を読んでも、あなた自身が憂鬱にならないように?
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