歴史群像シリーズにおいて
新撰組副長土方歳三を描いたムック本の第2弾。
特出するのは、京都に出る以前の若かりしころの歳三を追跡している事。
農家の息子と一般では言われている歳三だが
若かりしころは義兄である佐藤彦五郎氏(日野宿名主、幕臣江川英龍とも直結)の元、
あちらこちらと行商をしつつ、情報収集も兼ねた武芸稽古をしていた。
また、家業の傍ら、書や俳句を習う文化人であったから
当時の草莽の志士に負けるとも劣らぬ活動を早くからしていたようである。
ちなみに、多摩の民―富農は天領の民であるが故に幕府存亡の危機には
武器を持って将軍を守るという気風と義務があった。
単なる農民ではなく地方の藩の郷士と同じようなものだったのである。
歳三を育んだ天領多摩の風土、新撰組副長としての組織管理力、
更には戊辰戦争時の戦闘行動をMAPや俯瞰地図で冒頭のカラーページで解説するなど
前作にも劣らない内容になっている。
惜しむらくは付録の歳三ポスターが全身坐像の写真だったことか。
バストUPの方が渋いんだけどな〜些細なことだけど。
ま、一番特筆するのは、少年時代の奉公のトラブル2件が
どうやら後世の創作ではないのかという記事かな。
ホッとするやら少しガッカリやら・・・(おいおい)。