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土地と日本人 対談集 (中公文庫)
 
 

土地と日本人 対談集 (中公文庫) [文庫]

司馬 遼太郎 , 石井 紫郎 , ぬやま ひろし , 野坂 昭如 , 高橋 裕 , 松下 幸之助
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 620 通常配送無料 詳細
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土地と日本人 対談集 (中公文庫) + 日本人と不動産-なぜ土地に執着するのか (平凡社新書)
合計価格: ¥ 1,418

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「戦後社会は、倫理をもふくめて土地問題によって崩壊するだろう」この状況を憂える著者が、各界五人の識者と、日本人と土との関わり、土地所有意識と公有化の問題などを語り、解決の指針を提示する。土地という視点から見た卓抜な日本人論にまで及ぶ注目の対談集。

登録情報

  • 文庫: 292ページ
  • 出版社: 中央公論社; 改版 (1996/10)
  • ISBN-10: 4122027128
  • ISBN-13: 978-4122027121
  • 発売日: 1996/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
土地の公有化というのは、あくまでも象徴的な表現であると思います。
ポイントは、土地が空氣や水のような共有財産であり、
公共の利益に即して利用する方が、個々の為に利益になるであろうという
長期的な視点に立つ考え方にあると思います。
労働や知恵で稼ぐよりも、そこにある地面を売ったり山を切り崩すことの方が、
利益になるという考え方が国を滅ぼす、そのようなことを言いたいのであろうと思います。

大事なことは、日本における資本主義が非常にあやういものの上に立っており、
欧米の資本主義とは大きく異なることを理解することかもしれません。
太閤検地以来、見逃されていた山林の扱いについても、
このことを考えるにあたり非常に興味深いものがあります。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By UB
形式:文庫
司馬遼太郎自身も断っている通り,彼は土地問題についてあまり詳細綿密な知識はもっていないと思われる。よって専門的な議論は本書には期待できないが,司馬以上に門外漢の私にとっては却って本書を通じて土地問題を身近に感じることが出来た。

ちなみに私はドイツ在住8年になるが、日本に帰国する度に西ヨーロッパ諸国と日本は同じく先進国といわれながらなぜこうも景観の美しさに差が有るのかとショックを受けずにはいられない。実際,日本の景観が美しくないということに,日本人なら誰でも悲しみを感じているのではなかろうか。「あとがき」にも例として駅前商店街の町並みの汚さが言及されているが,法的,政治的,経済的な議論よりも、むしろこういう点にこそ土地問題の本質があるように思われる。

emir1969氏の評価は的を得ていると思うが,私は司馬が「歴史小説家」としての地位に安住せず,あえて巨匠らしからぬこの「悲鳴」のような問題提起を行ったことを評価したい。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「土地を公有すべし」と考える小説家が、革命家(ぬやま・ひろし)との対談を皮切りに徐々に自己の立論を組み立てていき、最後、(彼が考える”資本主義の権化”としての)松下幸之助に「土地公有論」の是非を問うた対談集。

時系列に並べて読み直すと、小説家の意見の形成過程が良く分かる。

「土地はすべて公有し、利用価値の高い人に適切に利用させるようにすべきだ」という小説家の意見に対し、「所有権を否定しても、利用権の付与を誰が決めるのか?この点をクリアしないと、社会制度は改善されない」旨、やんわりとたしなめる松下幸之助がすばらしい。

他方で、都会の田畑を(土地利用の不効率として)否定するような発言が小説家から繰り返しなされたことには問題があった。現在の我々は、この本の刊行後(平成4年以降)、”農地の宅地並み課税”が実現した結果、マンションだらけの(魅力のない)町並みだらけになってしまったことを嘆かざるを得ない。

優れて直感的であったが、もう一歩突っ込んだ議論になぜならなかったか?
小説家の「結論ありき」の手法は、遺憾としか言いようがない。

なお、(専門家ではないので)都市計画を棚上げにしたままの議論が展開されるが、そこはご愛嬌だろう。
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