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土佐日記 (講談社文庫)
  

土佐日記 (講談社文庫) [文庫]

紀 貫之 , 川瀬 一馬
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1986年重文指定の「為家自筆本」を底本にした、最も新しい「土佐日記」。男もすなる日記という物を、女もしてみんとてするなり…紀貫之、土佐守を解かれ京へ帰る船旅の模様を、女の筆に仮託し和歌と仮名で綴った日記。階謔性にとむ文体と劇的構成で仮名文学の先駆的作品。定家自筆本との校異を付した決定版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

紀 貫之
平安時代中期の歌人。醍醐天皇の勅命により、紀友則らとともに『古今和歌集』を撰進。歌界の第一人者として指導的役割を果たした。三十六歌仙の一人。家集に『貫之集』がある

西山 秀人
上田女子短期大学教授。1963年生まれ。日本大学大学院博士後期課程単位取得。専門は平安時代の和歌文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 143ページ
  • 出版社: 講談社 (1989/04)
  • ISBN-10: 4061844113
  • ISBN-13: 978-4061844117
  • 発売日: 1989/04
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By フィラデルフィアン VINE™ メンバー
形式:文庫
角川の古典シリーズです。古今和歌集の編者として知られる紀貫之の作です。地方長官として赴任していた土佐から京都へ帰る舟旅をつづった日記文学です。長官づきの女性を装って、書かれていて面白いです。天候や海賊の心配をしながらの旅です。また、土佐赴任中に亡くなった子供への哀惜の念が語られています。日記形式なので、簡潔で読み易く、わかりやすく、とても面白い作品でした。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
こんなにお洒落な内容だとは思いもよらなかった。 文章がウィットに富んでいる。明快で読みやすい。 古典の印象が覆される。 軽快なだけではない。娘を亡くした親の悲しみが 繰り返し書かれ、深いあわれを誘う。 旅が困難な時代であり、読んでいて応援したくなる ほどだが、それだけ旅情もくきやかである。

短い作品なので、挑戦しやすい。古典への入門として 全ての方におすすめできる。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:文庫
原文はおそらく100ページ以下でしょう。このビギナーズ版には、現代語訳、詳細な解説、時系列的な旅程、そして地図が含まれています。古典につきものの註はありません。ゆっくり読んでいって5時間くらいでしょうか。しかし、これだけの助けを借りないと、この作品の持つ様々な魅力と背景をもはや理解できなくなっているというのは悲しい現実です。そしてお恥ずかしいことにいくつもの発見がありました。
その魅力は多面的です。まず、純粋な55日間の旅行記としてその旅程をたどってみる。その寄港地には今は関空の近くの泉大津や堺、住吉大社も含まれます。もっともその半分近くは、天候と海賊を避けるため、港への逗留に費やされてしまうのですが。
次には、「女性」という作者に仮託されたコスプレ作品として。案外この仮構の巧みさと時々あわられる破綻ときわどい逸脱を楽しむのが今の読み方なのかもしれません。全編に織り込まれた和歌は、わかりやすいものから、けっこう手が込んでいて解説が必要なものまでいろいろです。
三番目には、当時の国司を取り囲む人間関係の解説書として。この世界はいつもながら現実的で、その理解も詳細な解説に負うところが大です。
船をやっと降りて憧れの京都にたどり着く最後は複雑な場面です。最後の詠嘆、「この家にて生まれし女子のもろともに帰らねばいかがは悲しき」はこの作品のもう一つのモティーフを示すものでもあります。
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