美化された大名像・武将像ばかり描く生ぬるいドラマや、
某有名歴史ゲームを通じて、戦国時代を武将・大名の視点ばかりから見る、
昨今多すぎて仕方のない、生かじりの戦国時代好きはこういう本を読むべき。
飢饉、天災、貧困、差別、土一揆、徳政と年貢…などなど、
民衆の視点から見ることもしないと、武将・大名の本当の偉さ、愚かさは到底わからないし、
戦国時代をのぞき見るということは、本当は、かなり気分を暗くさせられる作業だということがわかると思う。
近年の研究を踏まえて、そろそろ私たちは、子供がアニメのヒーローを論じるように、ワクワク、知ったかぶりを披露しあうだけの「戦国好き」をやめて、地獄に生きる民衆や、戦場に立たされる一兵一兵の気持ちを少しでも想像し、推し量れる視点を持ち、語り合うことが大事なのではないか。