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土を喰う日々―わが精進十二ヵ月 (新潮文庫)
 
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土を喰う日々―わが精進十二ヵ月 (新潮文庫) [文庫]

水上 勉
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 235ページ
  • 出版社: 新潮社 (1982/08)
  • ISBN-10: 4101141150
  • ISBN-13: 978-4101141152
  • 発売日: 1982/08
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
作家の水上勉さんは軽井沢に住んで自分の家の回りに畑を作り、旬の作物を手に入れたり、山の中に入って栗を拾ったり、川辺で水芹を採って来て料理をして生活しているらしい。

それが月別に紹介してある。

1月は雪に覆われているため、秋の穀物を貯蔵しておき料理する。ジャガイモなど。
2月は味噌を使った田楽やこんにゃく
3月は高野豆腐湯葉
4月は山菜。タラの芽
5月が筍、うど
6月は梅干
7月は茄子と夏大根
8月は豆腐
9月は松茸、しめじ
10月は果実酒、唐辛子
11月は栗、くるみ
12月は焼き芋、根菜汁

という感じで、季節感があり、またその作物に関する作者の思い出、言い伝え、実際の著利の方法、その味などが本当に丁寧に書かれていて、もう臨場感たっぷり。本当にタラの芽などは、新聞紙に包んで焼いて味噌をつけて食べたくなる…。

今は、スーパーに行けば季節に関係なく何でも買える。ご馳走と言えば、スーパーに走るとか寿司を取るとかを考えがちだが、昔は家の中を探し回ったり、畑や山に行ってその時生っている物を探し出してきて料理して振舞ったわけである。

ご馳走の馳せる、走るという意味はここから来ているらしい。奥が深いし趣がある。
あと茗荷を食べると物忘れをするとか馬鹿になるという言い伝え。この由来なども書かれている。
何より精進料理の本当の意味。

この本は、今の中国問題に右往左往する事など全く関係ない、本当に「土を喰う」という本だ。

今の世の美食についても考えさせられる良書。
本当にご飯が食べられるだけでも感謝という事を忘れずに生活して行きたい。
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形式:文庫
貧農の家に生まれた水上氏の作品、殊に自叙伝的性格のある小説や、エッセイなどには、

いつもどこかに、物悲しい郷里や僧院生活の記憶が刻まれていて、読んでいて身に詰まされるような気持ちになることが多い。

しかし本作は、文章のトーンも明るく健康的で、

土をいじり、そこから産まれる作物を、あれこれ調理し、頬張る、

ちょっと典型的な水上勉像とは違う彼の姿が垣間見れる作品。

とは言うものの、面白い一辺倒ではなく、百姓の子水上氏の土に対する思い、現代の商品作物や、現代人の食生活に対する眼差しは、時に辛辣で、多くのことを考えされられる作品でもある。

水上文学ファンのみならず、水上作品に暗いイメージばかりを持っている人にも一読してほしい作品。
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29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
若いころ、『美味しんぼ』で紹介されていた本書をようやく手に入れた。就農を目指すには、自給自足を現実化するには本書を読むことがやはり必要なのではないか「ヒタヒタ」と感じます。

モノを一つ一つ、大切にする心。それを日本人は思い出すことが必要です。

水上さんは今は病身と新聞で見かけましたが、回復を本当に望みます。

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