著者の国際結婚に対する軋轢などの感覚は、ややセンシティブ過ぎると感じるのを否めない個所が多くあり、読んでいて「それは考えすぎではないか?」と疑問をもちながらも、流れのある文体に引き込まれ、すぐ読み終えてしまいました。単に、文化や言葉の違いなどのハッキリと分かる日本で暮すこと、他国で暮すことの相違点、または共通点、及び目には見えないが、異国に住むということで生じてくる大変さなどが的確で細かな描写で語られているのは著者が音楽に携わる仕事をしていたということからくる研ぎ澄まされたセンスからなのであろうか。
全体的に読みやすいタッチで書かれ、著者の疑問視していることなどは、国際結婚を考える立場の人は一度同じように考えてみると良いのでは?と感じる一冊でした。