法体系に沿ったテーマがあり、そのテーマの代表的な判例が、見開き2ページで、事実概要、判旨、解説の順で語られるという形式は第一版と同じで変わっていません。
ただし、編者も各担当の筆者もすべて変更されているため、全く別物の新しい判例集となっています。
第一版と同じ判例の場合も筆者が交代しているため、第一版と読み比べることも出来ます。
ちなみに、第一版は、難解で字が詰まっており、読みにくい感じでしたが、第二版は全体的に読みやすく、まとまった表現をしているような印象を受けました。
レイアウトも、第一版は1,(1),(i)の章番号だけでしたが、第二版の大体の筆者さんは、章番号の他に、太字のサブタイトルをつけているので、読みたい論点だけをさっと目を通すことができます。
そして、何より良かったのは巻末に事件名索引がついたことです!
数ページに渡る目次から目的の判例を探す苦労がない分、これから買う人には第二版をお勧めします。
また、判例自体は端書によると、約50件新しく収録されたとのこと。
オイルプラットフォーム、ジェノサイド条約適用事件、イスラエルの壁など新しい判決が追加されたほか、経済活動などの分野はほとんどが第一版と異なる判決が収録されています。
百選とありますが、116項目あり、充実した内容で、薄く持ち運びやすく、ひと目で構成を把握できる見開き2ページであることが、本書のメリットでしょう。