IFRSの各論点について、ともすれば小手先の話にばかりに行きそうなものを、そもそものコンセプトを過去の議論の経緯から論じており、まさにPrincipal BaseのIFRSを理解するのには最適の本。
難点は、この本は2年程度前のIFRSの議論で止まっていること(英語版は最新版で対応できている)、USGAAPとのコンバージェンスでIFRSがめまぐるしく変わっており、一方で日本企業がIFRSに移行を迫られるなかMoving TargetであるIFRSを追いかけている。そんな企業の助けになる一冊のはずで、ぜひとも原書の発刊ペースに追いついた(IFRSの改訂に追いついた)一書になってほしい。
本論から外れるが、こういうことは日本語が母語とし、英語が苦手な日本という国にIFRSを入れることへの限界をも感じさせる。