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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一気に読ませる力,
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レビュー対象商品: 国銅〈上〉 (単行本)
タイトルが意味深で、内容はどうかなあと思って読み始めましたが、止まらなくなりました。国人(くにと)を巡る人物の描写が素晴らしい。大仏の建立を題材にして、これほど普通の人を描ききるとは考えもしませんでした。仏を作る人たちが、自らも仏になっていく過程が、そしてラストシーンが感動です。久々に歴史小説に感動しました。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
静かに、静かに物語りは進む。 ,
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レビュー対象商品: 国銅〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
石を切り出し、溶かして、棹銅をつくる。それを都に献上するが、どう使われるかは わからない。そんな作業を繰り返す毎日の中で 仲間や友人と触れ合い、兄や友人との死別を経験しながら 青年・国人 は成長していく。 ある日、都の大仏造立に向かう。当時の旅は、生きて都に行き着けるか、ましてや帰れるかもわからない。そんな不安を胸に 仲間と旅立つ。旅の途中で仲間を失う。そんな旅の様子が 淡々と語られていく。 この物語に英雄はでてこない。 自分の運命や役割をしっかりと受け止めて 黙々とできることをやりながら成長していく青年の姿があるだけ。 静かに、静かに物語りは進む。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
食べ物・健康・文化のありがたさを実感させてくれる作品,
By ストアハウス (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 国銅〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
苦役の中で人として生きていくために、「人との出会い」がいかに大切なものであるか、「人の生きがい」とは何か・・・多くの出会いと別れを描きながら、物語は「自然」に流れてゆく。大仏造りの材料となる「銅」はどのようにつくられるか?大仏はどのように造られるのか?奈良時代の「旅」とは?人々の「食べ物」とは?薬草とは?病気とは?障害とは?・・・時代考証というおおげさな言葉は必要ないが、当時の人々の生きる姿がありのままに描かれており、興味をそそられる。まもなく平城京遷都1300年を迎えるが、この物語をヒントに「奈良時代の健康と食」などという歴史体験ツアーが企画されることを期待したい。
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