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国鉄改革の真実―「宮廷革命」と「啓蒙運動」
 
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国鉄改革の真実―「宮廷革命」と「啓蒙運動」 [単行本]

葛西 敬之
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

葛西 敬之
東海旅客鉄道株式会社代表取締役会長。1940(昭和15)年生まれ。1963(昭和38)年、東京大学法学部卒業後日本国有鉄道入社。1967(昭和42)年、米国ウィスコンシン大学に留学し、経済学修士号取得。1987(昭和62)年、東海旅客鉄道発足と同時に、取締役総合企画本部長に就任。常務取締役などを経て、1995(平成7)年、同社代表取締役社長。2004(平成16)年より現職。2005(平成17)年、東京大学先端科学技術研究センター客員教授、2006(平成18)年、国家公安委員に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 357ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2007/07)
  • ISBN-10: 4120038491
  • ISBN-13: 978-4120038495
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 19.6 x 12.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By はっしー VINE™ メンバー
形式:単行本
実際に国鉄からJRへの分割民営化改革に関わった当事者が記しているだけあり、民営化に至るまでの国鉄内部の内情や過程が具体的な人名を交えて詳細に書かれています。

また著者による自叙伝的な作品とも言えるかもしれません。

本自体は350ページ近くあり、ハードカバーゆえボリュームはありますが当時の国鉄改革の歴史を知る上で貴重な1冊であると思います。

それにしても、文中の随所に何度も「国労」という言葉が出てきます。
ここに分割民営化の目的が慢性的な赤字体質の脱却と同時に国労対策にあったことは行間から垣間見えますね。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tm・
形式:単行本
労組に翻弄され、経営の自立もないまま崩壊していった国鉄の、経営側から見た貴重な記録で
ある。

まさに絶妙のタイミングで国鉄の担当者、政治家がうまく機能し、分割・民営化の実現へ、実
に幸運に恵まれていたと感じられた。特に当時の中曽根総理の強い意思は大きかったことが理
解できる。国鉄の分割・民営化が決定されてから、法案成立、実際に分割・民営化の昭和62年4
月1日を迎えるまでの軌跡、また、分割・民営化されてからのJR東海の東海道新幹線の新車開
発、高速化、品川新駅設置と、さらなる飛躍まで、一挙に興奮して読めた。

なお、分割・民営化といっても、新幹線と貨物を別会社にしたことを問題視しており、あまり
一般には知られていない、新幹線保有機構の解体についても非常に興味深く読めた。

ただ、用地問題等でJR他社を批判するところが散見されるが、ビッグプロジェクトであった
東海道新幹線の品川新駅について、計画が発表された当時の新聞報道では、JR東日本の用地
を買収するにあたって、JR東海からJR東日本に直接交渉せず、JR東海から運輸省を通じ
て簿価で土地を譲って欲しいとJR東日本に話を持ちかけたためにJR東日本を怒らせたと記
憶している。
JR東日本は、そのやり方こそ「政治の介入」と怒っていたが、その点についての真相はどう
だったか、釈明でも良いから記述が欲しかった。品川新駅は結局、JR東海の当初案より縮小
された形の開業となった。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By rasku
形式:単行本
東大先端研の客員教授ということで、御厨先生が「序にかえて」を書いている。
とすれば、本書はオーラルヒストリーの史料として考えるべきなのだろう。
善し悪しではなく史料ということで、中立の星3つとした。
書名に『真実』という文字が使われている。大げさというか、興ざめしてしまった。「当事者の証言」とすべきだろう。

前半が、国労の分解過程を、国鉄・JRの中枢から見た話である。意外と内密な話は少なくて、国労自身による路線転換の失敗が最大の原因となって、自己分解が淡々と進む。
首脳部人事の話は山場ではあるが、あっさり。まあ、大臣による裁定とはそういうものだろう。
後半は、国鉄分割の財務の話。末尾に、新技術の話をとりまぜたJRの将来展望が若干。

国鉄という特殊な「会社」の分割民営化の話なので、あまりこの本がずばり当てはまる会社はあまりないだろう。政治状況も過去のものである。一般の会社向けのマネジメント、経営学の資料としては、山之内の「JRはなぜ変われたか」の方が具体的だろう。公共団体の民営化や大改革を考える上では一級の資料である。
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