この作品、私に言わせれば、現時点においてわざわざ買うほど物もではないと思われる。理由は簡単であり、『地球のゆくえ』においてこの作品の内容は、既にアップグレードされているからである。わざわざ買うほどのものではないと思う次第である。
『地球のゆくえ』のレビューでは、私自身も『世界石油戦争』においてコメントを書いたわけであるが、だがしかし、例えば9月11日テロ、例えば北朝鮮問題などで口から出任せのコメントをさも何らかの根拠があらんかのようにしたり顔で語る「専門家」達に比べれば、広瀬の言動はレベルが違うと私は思っている。
1.自分自身の方法論を構築したこと。2.何はともあれ、結果として彼の見解があたることが多いこと。を持ってしても、現在の日本では有数の論客であると私は考えている次第である。
いずれ時間があれば『地球のゆくえ』のレビューも書きたいと思っているが、本作は開くまでも、「92年8月当時のパンフレット」であることを、買うにせよ買わないにせよ分かった上で読むべきであろう。冊子の厚さのわりには多く掲載されている新聞のコピーは興味深いものであるが、一般の読者にお勧めできるかと言われると二の足を踏んでしまう。
「著作」ではなく「パンフレット」であるということを強調しておきたい。