国語辞典は正しいもの、正しい日本語の拠り所という思いこみは普段は意識しないぐらい当たり前のことだった。
ところが実際にはこんな裏話があったなんて。
人間のズルさを垣間見る思いと、その裏で良いものを作ろう良いものを残そうとする名もない人たちのドラマがあったことを知らされた。
国語辞典の出生の秘密なんて芸能人の出生の秘密ほどの関心を引かないかもしれないが、誰でも知っている有名な国語辞典の秘密をはじめ結構面白いことが詰まっている。
かつて、NHKの人気番組プロジェクトXがかの辞典制作を取り上げ「父と息子 執念燃ゆ 大辞典」として放映されたときには感動したものだが、実は道徳の話・親子鷹の話としてまとめるべく都合の悪い話は無視されていたという事実の指摘はショックだった。
この番組を観ていたときに子ども達は胡散臭いと指摘していたのだが親たちは浪花節にすっかり騙されていた。