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国策民営の罠―原子力政策に秘められた戦い
 
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国策民営の罠―原子力政策に秘められた戦い [単行本]

竹森 俊平
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

なぜ原発事故が起き、賠償支援策が迷走するのか?その原因は、50年前に成立し電力会社の原発推進を決定づけた原子力損害賠償法にあった。
民間企業が起こした原子力事故のリスクを国が肩代わりすることを明確に示そうとした「民法の神様」我妻栄・東大教授と、そこに「あいまいさ」を埋め込もうとした蔵相・水田三喜男、そして原発推進に慎重だった「電力の鬼」松永安左エ門――それぞれの思惑、知的な戦いを追い、同法成立に秘められた政・官・財・学の意思決定力学を、ミステリータッチで解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ原発事故が起き、賠償支援策は迷走するのか。電力会社の原発推進を決定づけたのは50年前のひとつの法律だった。その成立に秘められた知的な戦いをミステリータッチで解き明かす。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/10/21)
  • ISBN-10: 4532168112
  • ISBN-13: 978-4532168117
  • 発売日: 2011/10/21
  • 商品の寸法: 19 x 12.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amz292
前半の原子力発電がビジネスモデルとして破綻しているかどうかという議論は、海外試算の紹介程度で計算も議論も粗く、例もわかりにくいだけなのであまり役には立ちません。唯一、事実上の国策推進とすることで資本コストを下げていたという指摘だけ面白いと感じましたが、経済書ならば電力債金利の国債との比較と原子力発電割合の関係あたりを分析してほしいところです。

一方で後半の、五十年前の原子力損害賠償法の設立経緯を紐解いて行くところば読み応えがあり、明確な国家負担を盛り込んだ吾妻答申案に対して、国の負担を抑制したい旧大蔵省の下書きのもと現在の体制があるということが分かってきて面白いです。また、政権が変わったことで、原賠法十六条を解釈適用して支援して破綻もさせないことを政治的に避け、将来に渡る事業者負担を破綻に代わるある種の「見せしめ」として求める現行スキームは、パトスとルサンチマンの政治が優勢であるこの国には似合っているように思えました。
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