オイルショックを知る世代は、本書の写真をながめているだけでモノクロなノスタルジーの世界を彷徨できるはずだ。家のテレビが真空管の白黒テレビであった頃を。数々のアイテムの紹介があるが、その主人公たちをさしおいて一番光っていたのが、各章の間にある風俗写真の中の『紅茶キノコ』だ。当時貧乏な我が家では、その噂を聞くだけでどんなものかは見たことがなかった。だいたい、紅茶なんてハイソなもの飲む習慣無かったしね。紅茶キノコブームは恐ろしいほど強烈に吹き抜けていったが、ついこの間も『何たらヨーグルト』なる国籍不明健康食品らしきものもはやったようだし。やはり、いつの時代も、正体不明なものには惹かれるものがあるのだろう。紅茶キノコは星7つだが、他が適当にそつなくまとめてるだけなので全体としての星は4つぐらい。かな。