内容(「BOOK」データベースより)
グローバル化は歴史教育にいかなる変化をもたらしているのか。国民統合の論理に焦点を当てながら、日米教科書における歴史意識の変化を詳細に検討する。
内容(「MARC」データベースより)
グローバル化は歴史教育にいかなる変化をもたらしているのか。国民統合の論理に焦点を当てながら、日米の教科書における歴史意識の変化を詳細に検討。グローバル時代のナショナリズムを問う。
著者 岡本智周, 2002/06/08
教科書知識の社会学
歴史教科書といえば、たとえば「自国の加害性」もしくは「自国の誇り」を扱っているか否かがすぐに問題にされます。しかしそれらの情報はどちらも「国民」のあるべき姿を表現しようとしている点で、教育社会学的には等価です。本書では、20世紀後半の日米の歴史教科書が提示してきた「国民」の姿を通時的に検討し、教科書が伝達した国民統合の論理を時代ごとに把握する作業を行いました。
歴史教科書といえば、たとえば「自国の加害性」もしくは「自国の誇り」を扱っているか否かがすぐに問題にされます。しかしそれらの情報はどちらも「国民」のあるべき姿を表現しようとしている点で、教育社会学的には等価です。本書では、20世紀後半の日米の歴史教科書が提示してきた「国民」の姿を通時的に検討し、教科書が伝達した国民統合の論理を時代ごとに把握する作業を行いました。
その際、その論理が変化してきたことの意味を、国境を越えた人間活動の増大という社会変動との関連で考察しています。グローバル化によって「国民国家を超える思想」が齎されているとする一般論は盛んに唱えられていますが、本書では歴史教育の分野でのその種の思想の顕れ方と現状を、ご理解いただけると思います。最近50年間の日本とアメリカの国民史教育に、脱〈原初主義〉という一つの共通した変化の傾向を見出せるというのが、本書におけるカリキュラム分析からの知見です。
(日本評論社ホームページ「対話の窓」2002年3月号より)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岡本 智周
早稲田大学国際教育センター助手。1971年東京都生まれ。1995年早稲田大学第一文学部哲学科社会学専修卒業。1997年早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了。1999年ニューヨーク市立大学クイーンズ校大学院応用社会学専攻修士課程修了。2001年早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了博士(文学)学位取得。1999年~現職。専門分野は教育社会学、文化社会学、ナショナリズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
早稲田大学国際教育センター助手。1971年東京都生まれ。1995年早稲田大学第一文学部哲学科社会学専修卒業。1997年早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了。1999年ニューヨーク市立大学クイーンズ校大学院応用社会学専攻修士課程修了。2001年早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了博士(文学)学位取得。1999年~現職。専門分野は教育社会学、文化社会学、ナショナリズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)