日曜を費やしてまた読んでしまいました。ところでこの対談は日本語で行われたのでしょうか?まず痛感させられたのは情報特にハードにおけるアメリカのNSAの存在の大きさです。両者共にこの点についてはアメリカの圧倒的な存在を前提とした上で議論が展開されています。そして情報の共有という意味では、アングロサクソン以外の国に対する明確な区別が指摘されています。ゾルゲについては佐藤氏のほかでの対談と異なり、だいぶトーンダウンした評価となっています。終戦につながるプロセスでの英国につながるグループの暗躍を指摘する点は目新しい点です。そして北朝鮮の謀略自体が日本の中野学校の手法に大きな影響を受けているという仮説が提示されます。最後の予測は恐ろしいものです。つまり将来の核拡散を前提とした上での枠組みの変化とアジア地域における恐怖の均衡の成立の不可避性です。そこでは核保有国は中国と北朝鮮だけではなく、日本、韓国そして台湾までが含まれることになります。