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国家対巨大銀行―金融の肥大化による新たな危機
 
 

国家対巨大銀行―金融の肥大化による新たな危機 [単行本(ソフトカバー)]

サイモン・ジョンション , ジェームズ・クワック , 村井 章子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

今回の危機で浮上した「大きすぎてつぶせない」銀行の問題。過去200年の歴史のなかで、銀行はますます巨大化し経済を左右する存在になってきた。この傾向は政府との攻防と馴れ合いの歴史でもある。本書ではこれらの歴史を紐解き、次の危機を防ぐ大胆な提言をする。著者は、全米注目の経済学者、サイモン・ジョンソン。

内容(「BOOK」データベースより)

政府とウォール街の攻防と馴れ合いの歴史を紐とき、金融システムの改革を大胆に提言。全米を震撼させた話題の書。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 320ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2011/1/28)
  • ISBN-10: 4478014752
  • ISBN-13: 978-4478014752
  • 発売日: 2011/1/28
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 134,806位 (本のベストセラーを見る)
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By 西山達弘 トップ500レビュアー
アメリカの金融業界が、いかに政治に食い込み、これを徹底的に利用して規制緩和を行い、暴利をむさぼり、そして金融危機後も、政治を利用して甘い救済策を作り出してきたのかを述べ、独自の解決策を提示した本。

本書のエッセンスは、最終章にある。
そのために前段で、アメリカ建国の父ト−マス・ジェファーソンや金融恐慌から救ったルーズヴェルトが果たした役割を丁寧に解説している。

すなわち、ジェファーソンは権力集中を招くという理由から中央銀行の創設には反対し、ルーズヴェルトはあの有名なグラススティーガル法により、金融と投資の厳格な区分を果たした。

そして著者は、金融危機後にアメリカがとった方法、つまり「大きすぎてつぶせない」として、極めて投資銀行に有利な条件による救済策を批判し、政府による国有化と分割案を提示する。

確かに、政府による巨額救済がなされた後のアメリカは、投資銀行のみが息を吹き返す一方、失業率は高まり、景気の低迷から政府の税収は減少し、頼みの国債発行にも支障が出てきている。
まさに、かつて日本が歩んだ道と相似形をなしている。

そして、ソブリンリスクが高まりを見せつつあり、ヨーロッパ発の金融危機が足音を立てて迫りつつある今、著者のいうTBTF問題に立ち向かわなければ、世界中が長期にわたるりセッションに陥ってしまう可能性だけが高くなりつつあるように見える。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
著者の言うとおりです。過去25年間に金融はなんと変わってしまったのしょうか。金融による政治の乗っ取りこそが著者の提示するテーマです。それは金融立国のイデオロギーです。それはアメリカ版crony capitalismの構図でもあります、この構図は、業界による政治献金、業界による文化風土の乗っ取り、そしてrevolving doorによる政治、行政、業界の人的な相互浸透によって重層的に支えられています。。また公的資本の注入も、業界の居直りにより、株主責任と経営陣の責任を問うことには失敗しているというわけです。著者は100年前のanti trust法を引き合いに出して、もはや少数のメガバンクによるアメリカ支配は、もう一つのアメリカの伝統である民主主義と責任ある経済運営とは両立しないことを指摘します。著者によると、テクノクラート的な最近のバーゼル規制もどれだけ資本が必要かわからない現在では、基本的な問題の解決につながるものではなく、contingent capitalなるアイデアもしょせん机上の空論であり、むしろダウンサイズや業務規制こそが、必要であることを指摘します。具体的にはGDPの4%(商業銀行)を呈示します。金融は戦争や外交と同じく、専門家に任せておくには余りにも重要な世界(Peace & War: A Theory of International Relations)
になってしまったというわけです。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
米国の政府と巨大銀行(13の金融機関)との癒着を歴史的経緯から説き起こし、なぜ「大きすぎて潰せない」銀行がより小さくてリスク管理が可能な銀行群に分けられなければならないかを主張する。巨大化、寡占化を志向する銀行(証券も含む)への強烈な反論。
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