米国の「年次改革要望書」からの考察にて
「拒否できない日本」また中国の動向から「中国を拒否できない日本」
を上梓された著者は、公開情報からどれが重要で問題のあるものかを
選別し考察する能力に長けていると思われます。
これらの前著と最近のTPP関連の新書
TPPが日本を壊す (扶桑社新書)廣宮 孝信著
TPP亡国論 (集英社新書)中野 剛志著
を読むと更に理解が一層深まるかと思います。
裏づけの無い考察もあるので単なる陰謀論と
片付けられてしまう可能性もありますが、
米国が過去にとった外交政策を認識した上で、
そこから考察できる今後の事態というものをTPPにおいても
我々はもっとシュミレーションしておくべきでしょう。
TPPを導入した際に予想される、
投資と労働・農業問題・医療問題に重点を置いて説明されています。
暗に、日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
(講談社プラスアルファ新書)浅川 芳裕著
に対して、食料における安全保障という点では
甘いのではないかという指摘をしています。
皮肉を込めて、「食料を自給できない国なんて想像できるか?
それは国際的圧力とリスクに曝された国だ」
という ジョージ・W・ブッシュ の言葉を引用しています。
「平成の開国」という怪しげなキャッチフレーズだけが一人歩きして、
−構造改革という言葉を思い出します−
問題点が見えないで困っている自分も含めた多くの国民と
思考停止に陥っている政治家達に大きな提言となると思います。
震災に関連して、未曾有の国難に対して、日本人自身の手で
立ち上がらなければならなく、外に出ている場合ではなく
国家の基盤である農業・医療・地域社会を
一致団結して立て直そうと〆られています。