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467 人中、399人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
国家の品格の評価意見を読んで,
By フミ@UK "Freddie" (Staines, United Kingdom) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 国家の品格 (新潮新書) (新書)
私は、ある日本企業の赴任者として英国で10年。帰国後に英国人の家内が母国に帰りたいと言うので日本で退社し再び英国に永住目的で戻り12年、計22年を英国で過ごした者です。しかし、結局、家内も私も日本に戻る決意をしました。帰国理由は『日本には英国に無い品格や情緒がある』と言う点で、具体例は山程あります。細かく見れば、どんな事でも揚げ足は取れる物で、この本の批判をしている人の多くは、ご自分の知識の豊かさや論弁力を人に知らせたいのでは?と思いたくなる様な印象を持ってしまいました。22年間この国に住み、長男と次男が英国で生まれた私に取って、英国は息子と家内の故郷です。しかし、その英国を私達が去るのは何故なのか?この事自体が、この『国家の品格』の著者の言いたい事を、全く別の所で、この本の存在さえ知らなかった私が具体的行動と言う形で出した結論と私は考えています。具体例を挙げます。最近『インターネットカフェ難民』と言う現象があります。もし、あの現象が英国で起きたら、難民にになる前に、大半がナイフ、ガン、暴力を振りかざして自分たちの収入確保に走ったでしょう。しかし日本ではそこ迄落ちずにインターネットカフェ難民と言う現象が出た事自体、日本人の特質だと思います。全くの別例ですが、スティールコーポレーションのTOBなどは『金は有っても心の品格ゼロの例』だと思います。勿論、日本にも40歳前後の経営者で、金に物を言わせる品格を無くした自己中心型経営者が居る事も実ですが、概して日本人には品格が残っています。大切な事は、言葉尻では無く、著者の伝えたいメッセージを読み取る事だと思います。言葉尻を云々する事こそ、品格を疑われる行為だと思います。1970年に赴任した頃は『イギリス被れ』だった私が『日本人に生まれて良かった』と思い、日本に誇りを感じて書いた私の意見は多くの事実を自分の目で見た結論です。(FM)
83 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
戦後教育を考え直すのに一石を投じる本,
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レビュー対象商品: 国家の品格 (新潮新書) (新書)
職業柄、外国人と接することが多い。日本人を除いて例外なく彼らは祖国に対して誇りを持っている。あるインド人などは、自宅に招いた際、祖国愛の話になったら、いかにインドは素晴らしく歴史ある国かを熱く語り涙ぐむ始末。 一方で私は、外国人と会話をするとき、いかに日本は誇らしい国かということを語れない。ビートルズや洋楽が好きでとか、中学時代はイギリスのピンクフロイドに傾倒しとか、そんな話をしても何も盛り上がらない。外国人は、日本人であるお前のオリジナリティは何なのだと問うているのである。 国際交流は英語が話せれば何とかなると思っていたが、英語は道具であり、その道具に載せる中身がなければ外国人から敬意を持って対応されることはないのである。 著者の言わんとする祖国愛(右翼的愛国心ではない)は、ふだん外国人と接する中で自分が感じていたもどかしさをうまく言い当ててくれていて、ありがとうという気分になった。この本は、読んで知識を身につけるための本ではない。米国によって企画された戦後教育で、いかに我々が祖国愛すら小馬鹿にするような風潮になじんでしまったかを再確認するのに最適な本である。 ここから、代表的日本人の内村鑑三、武士道の新渡戸稲造、茶の本の岡倉天心に進まれると良い。この本は、指南書であり、より深く考えたければ、次のステップに進み、明治時代にアメリカにわたり、アメリカでアメリカ人向けに日本を理解させる書を英語で書いた上記3冊に速やかに進むことを強く推奨する。英語で挑戦すると良い。彼らの知識レベルの高さに圧倒されるだろう。平成に生きる日本人も、志高くあらねばいけないと痛感させられる。
225 人中、172人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
面白いし、主旨には賛同するが。,
By 山田晃嗣 (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 国家の品格 (新潮新書) (新書)
色々な面で面白く読めた。著者の主張のいくつかには大賛成。 日本語教育の重要性、日本の自然の美しさ、 自国文化に誇りを持てなければ世界でも尊敬されない、等々。 酒の席での話なら、意気投合して一晩飲み明かせそうだ。 素晴らしい主張があっても、一冊の本にするとなると、 著者の主張を裏付けるような明快な説明が求められる。 本書では、その「説明」に極端な「光と影」があることが興味深い。 まず光の部分。 非常に読みやすくて面白いエピソードが満載だ。 一見過激に思える作者の主張に対し、 この本を読んだ多くの人が「うん、うん」と唸ったのではないか。 次に影の部分。 多くのレビュアーが既に指摘しているが、 説明の論理展開が壊滅的で、まったくの「詭弁」の世界なのだ。 例えば本書中の次の主張。 「中世の日本には優れた文学作品が多いが、 西洋には『カンタベリー物語』程度しかない。 したがって日本人は素晴らしい。(意訳)」 おいおい! と言うことは、紀元前2,000年から文字も文明もあった中国人に、 我々日本人は永遠に頭が上がらないのか? 著者は冒頭で「論理」を真っ向から否定しているが、 著者の主張は、その否定した「論理」によって 説明されていることに他ならない。 しかも突っ込みどころ満載の怪しい論理によってだ。 これは自己否定のパラドクスに陥っているのではないか。 それでも、一見してもそれを感じさせない文章力はさすがである。 私は仕事でマーケティング的な文章を書くことがあるが、 著者の説明手法には大いに見習いたいところだ。
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