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国家と歴史 (中公新書)
 
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国家と歴史 (中公新書) [新書]

波多野 澄雄
5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アジア・太平洋戦争の「清算」は一九五一年締結のサンフランシスコ講和を始めとする一連の条約で終えたはずだった。だが八〇年代以降、教科書、慰安婦、靖国神社、そして個人補償請求と問題が噴出。日本政府は司法の支持を頼りに、一連の条約を「盾」とし跳ね返してきたが、世界の民主化、人道主義の浸透の前に政策転換を余儀なくされつつある。戦後日本の歴史問題の軌跡を追い、現代国家はいかに歴史と向き合うべきかを問う。

登録情報

  • 新書: 296ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/11/24)
  • ISBN-10: 4121021371
  • ISBN-13: 978-4121021373
  • 発売日: 2011/11/24
  • 商品の寸法: 17.6 x 11.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By θ トップ1000レビュアー
歴史問題について、東京裁判における裏事情から教科書裁判、村山談話や靖国問題から最近の動向までを手広く押さえている。
簡単なまとめとしては非常に便利な印象。

日本国内の議論については、「建前の措置」と「裏事情(本音)」とをきちんと分析していて、なかなか面白い。
「なぜ補償に踏み切れないのか」「なぜ靖国問題がああいう形になるのか」等はいろいろと見えてくる。
歴史問題の批判に対して「九条」が持ち出されるというのはなるほどなと思わされる。

しかし、それと比べると、海外についての分析は相当に表面的な印象を受けた。
端的に言うと「建前しか拾ってきていない」のである。
例えば中国や韓国は、建前としては日本に抗議する際「被害者の苦痛・怒り」等を表に出すが、本音としては当然国内情勢の様々な事情があるわけで、それが歴史問題が噴出したりしなかったりを大きく左右していると思う。
こうした点も突っ込んで分析できればとても面白い内容となっただろうが、こうした点についてはあまり分析できておらず、建前に終始してしまっている。

本書では度々歴史問題が「国内向き」になっていて、海外に目が向いていないことが批判されている。
しかし、「本音」の分析が国内にしかなされていないのは、筆者の批判を筆者自身もなぞってしまっている印象である

また、談話や条約などについて「〜と述べていることは重い」などと書いていることが何カ所かあり、ずっと「どう歴史問題は行われてきたか」という事実の話を述べてきているはずなのに、突然「この談話でこう述べたことは重要だ。尊重しなければならない」というかのような筆者の主張が前面に出てくるのはわりと違和感を覚える構成であった。

そういう意味で、わりとうまい歴史問題のまとめなのだが、端々でうまくいっていない印象を受けた
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 匿名
引用文で使用している国会議員の殆どが「社会」「共産」「社民」系で、ある意味左翼の歴史観を知るという意味では参考になる。特に得られる内容は無かった。
このレビューは参考になりましたか?
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