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国境を越える歴史認識―日中対話の試み
 
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国境を越える歴史認識―日中対話の試み [単行本]

劉 傑 , 楊 大慶 , 三谷 博
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日中戦争、南京事件、歴史教科書、靖国参拝…。日本と中国の近現代史を形づくってきた出来事をめぐり深刻な相違が浮かび上がっているいまこそ、理性的な対話が必要なのだ―。日中の若手研究者らによる問いかけ。

内容(「MARC」データベースより)

日中戦争、南京事件、歴史教科書、靖国参拝…。日本と中国の近現代史をかたちづくってきた出来事をめぐり深刻な相違が浮かび上がっている。今こそ、理性的対話が必要なのだ-。日中の若手研究者にらによる問いかけ。

登録情報

  • 単行本: 381ページ
  • 出版社: 東京大学出版会 (2006/05)
  • ISBN-10: 4130230530
  • ISBN-13: 978-4130230537
  • 発売日: 2006/05
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yandi
形式:単行本
歴史認識はなぜ、いつの時代も双方(加害者・被害者)で食い違うのか。

事実はひとつのはずなのに、、、、

この問いに対する答えを求めて、この本を手に取りました。

残念ながら、その答えは思った以上に難しいものでしたが、、、、、

本書は、若手の研究者が主体となって、しばしば日中間で論争になる靖国神社や南京大虐殺

などの歴史問題について、一次資料を丁寧に調査してできた歴史解説書です。

読者によって本書の評価は様々でしょうが、

本書の執筆陣に中国人の歴史学者が数名名前を連ねているのも興味深い。

中国共産党的歴史認識から離れた、自由な見方も少しずつ芽生え始めているようです。

その道のりは平坦ではないでしょうが、

日中双方が共有できる、「事実」にもとづいた歴史認識のあり方について、

本書がひとつの大きなステップになっていくこと気がします。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 清高
形式:単行本
この本の長所

表題から、中華人民共和国(以下、中国と表記する)の歴史認識が一方的に書いてある本だと思ったが、決してそんな本ではなく、日本と中国(や台湾)が持っている歴史認識の違いや、現代的な課題(教科書、靖国、戦後補償)がよくまとまっている本である。

この本の短所

あえて言えば、朝鮮半島や他のアジア諸国のことが載っていないところ。

結論

長所星5つ。短所は星を減らすほどのものではないので、星5つ。歴史認識における冷静な議論のために、ぜひ読んでおきたいところだ。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
格好の入門書 2006/8/29
形式:単行本
本書は,いわゆる日中の歴史認識問題といわれるものにつき,主要な争点をとりあげ,
それについての日中双方の視点・主張から整理・概説したものである。

本書は,11人の日中の歴史研究者が執筆を担当しており,「日中対話の試み」という
サブタイトルを掲げている。しかし,中国側の研究者といえるのは3名のみであり,その
うち2名は,日本で研究生活を送っている者であるから(残りの1名はアメリカで研究生活
を送っている者である),上記のようなサブタイトルをつけることが果たして適切か,
疑問が残らないわけではなかった。ただ,中国の学説がよく紹介されているのは確か
である。

本書の記述について述べると,日中双方の視点から整理するという本書の性質からか,
各研究者の私見は抑制され,客観的な記述となるよう相当の心配りがされていると感じた。
また,本書は「歴史研究者に限らず,両国で歴史を学んでいる人々や,両国関係ないし
東アジアの未来に関心のある読者」を対象としているとされるため(本書は中国において
も出版されるそうである),その記述は平易・簡潔であって極めて読みやすい。これらは
本書の長所といえるだろう。

本書の短所としては,前述の本書の性質からくる限界として,各争点について深く立ち
入るわけにはいかず,いわば問題提起レベルの記述にとどまらざるをえなかったところか。
各争点について,深く考えたい読者においては,各章の末に記載された参考文献/引用文献
のリストが役に立つだろう。

以上を総合すると,本書は,いわゆる日中の歴史認識問題についての格好の入門書と
いえる。すなわち,読者が,この問題について,冷静で理性的な思考を巡らす上で不可欠
の基礎的知識を提供してくれるものである。

個人的には,台湾の歴史認識を扱った第10章がもっとも興味深かった。日本の民族保守派
=自慰史観者と台湾独立派の奇妙な連帯関係は,まさに「歴史」と「政治」ないし「国家」
の間の深い関係を示したように思う。
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