『日本人が行けない「日本領土」』の著者が、日本の国境の現状を解りやすく書き下ろした警鐘の書。ブックレット型の本だが、国境の島々を実際に訪れた作者の危機感が伝わってくる。
昨年の町長選挙で自衛隊誘致派が勝利したのに、北澤防衛相が「近隣諸国を刺激する」といって、その選択を白紙に戻されてしまった与那国島。冒頭で触れられるこの島の情況は、外国人参政権や米軍基地移転問題について考える上で、大いに参考となる。そして尖閣、対馬、竹島、南鳥島、沖ノ鳥島、択捉、国後、日本人としてこの現況は知っておかねばならないだろう。
写真も、このページ数の本としては充実しているので、「領土・国民・主権」を論じ合う際のテキストとしても適していると思う。