最先端の電力機器事情を詳しく知るのは、学者ではなく
恐らく本書の著者のような実務家なのだと思います。
「図説」と銘打つだけあって、普通の電力関係の教科書には
見かけられないぐらい、豊富な図が載っており、
内容は偏り気味ですが(あるいはそれだからこそ)、
一通り電気工学を修めたものであれば楽しめる書物です。
しかし、文系学生を含めた一般教科の教科書としては、
数式が多くて重すぎ、使えません。
電気工学系の専門科目用の教科書としては、内容が不足しています。
力作であることは間違いありませんが、どのような読者層を
狙っているのか、よく分からない書物です。